【現役塾長直伝】中学英語の入試対策はこの参考書セットでバッチリ!|偏差値別に3パターンご紹介
お子さまの受験勉強について、このようなお悩みをお持ちではありませんか?
いろんな参考書があって、どれがウチの子にあっているのか分からない。。
成績を上げてあげたいけど、できるだけコストも抑えたい。
参考書はほんとうに山ほどあるので、いくつもおすすめしてしまうと逆にみなさんを混乱させてしまいます。
そこでこの記事では
- 志望校レベル
- 取り組むタイミング
これらに応じて3つのレベルに分けてあえてそれぞれ1つの参考書セットとスケジュールだけを紹介しています。
お子さまの学力や目標に合った最適な参考書セットを見つけてください。
23歳で個人塾を立ち上げ、開校7年目の今では2年先まで空き待ちをしていただいているわたしが、現場のリアルな意見をもとにお伝えします!
英検準1級を持っていて、英語はとても好きです。
すべてのレベルの生徒さんにおすすめできる1つのサービス
スタディサプリ
何度でも解説をしてくれる専属のプロ講師陣といっしょに受験を乗り切ろう。
テキストではありませんが、個人的には独学に必須のサービスです。
塾にスタディサプリを導入して3年目になりますが、現場で生徒さんの成績アップをリアルに体験したからこそおすすめできます。
うちの子、どうも1年生の英語からわかってないみたい。。
英語は5教科の中でも特に積み上げの要素が大きく、1つでも苦手を残してしまうと、あとから挽回するのが非常に困難です。
実は中1の1学期の内容まで戻って学習するべきなのに、学校の授業はどんどん進んでしまう。そうこうしているうちに、なんとなくの理解のままテストを迎えて、また次のテストの予習が始まって、、、
このような状況を解決するには、学年に関係なく復習ができる環境が必要です。
独学での勉強で効果を高めるために必須の要素は4つあります。
- 必ず人が説明してくれる
- 問題演習でアウトプットができる
- まちがえた問題の復習の自動化
- 次に取り組むべき勉強のスケジュール管理
これらを解決してくれるのがスタディサプリです。
- プロ講師の授業をスマホやタブレットでいつでも何度でも視聴可能
- 解説後の確認問題で理解度のチェック
- ミッション機能で今やるべき学習がわかる
スタサプを使った学習サイクルを習慣化できた当塾の生徒さんは例外なく成績が上がっています。
わたしの塾では
- スタディサプリで予習
- 学校での学習
- 塾の対面授業で復習
というサイクルで勉強をしてもらっています。
- 理科+30点(入塾2か月)
- 数学+41点(入塾3か月)
- 国語+19点(入塾3か月)
- 社会+33点(入塾1年2か月)
これは当塾がスタサプを導入したあとの成績アップの一例です。
学習時間もこれだけ増えています。
学年 | 継続年数 | 視聴講義数 | 動画視聴時間 | 確認テスト完了数 |
高3 | 2年6か月 | 895講座 | 180時間 | 1267問 |
高2 | 2年3か月 | 520講座 | 146時間 | 1785問 |
高1 | 2年6か月 | 1185講座 | 145時間 | 1522問 |
中3 | 2年2か月 | 1141講座 | 121時間 | 1268問 |
中3 | 1年4ヶ月 | 650講座 | 65時間 | 1455問 |
中2 | 2年3か月 | 783講座 | 62時間 | 865問 |
中1 | 4か月 | 179講座 | 18時間 | 208問 |
英語講師でも特に人気の関先生は、朝から授業の整理券争奪の行列ができたという伝説を持っています。
学年をまたいでどんな講義も見放題なので、
中2のころにやった不定詞が苦手なまま放置してある。。。
来週学校で実力テストがあるから1年生の英語の範囲を復習しよう!
このように目的に合わせて活用すればこれ以上ない受験勉強のパートナーになってくれます。
戻り学習で苦手を克服したら受験対策実践でさらに実力を伸ばしましょう。
受験対策講座は公立入試に特化した演習問題+解説動画が5教科すべて用意されている充実ぶりです。
教科 | 受験対策 | 中1・2総復習講座 |
国語 | 34講座 | 6講座 |
数学 | 56講座 | 13講座 |
社会 | 30講座 | 地理7講座/歴史16講座 |
英語 | 60講座 | 26講座 |
理科 | 30講座 | 28講座 |
長文読解や英作文などの自分で勉強するのが難しいテーマについては解説動画でばっちりフォローしてくれます。
4月などの早い段階から取り組み時期を教えてくれるので、受験勉強でありがちな「間に合わない!」を防ぐことができます。
このスケジュール感のものさしがあることで、他の参考書でも自分のレベルに合った適切な問題を選ぶことができるようになり、失敗しない効率的な学習が可能になります。
特に受験レベルであればプロ講師の解説は必須だと思います。
【毎日の習慣】
学校の復習・先どり学習
【定期テスト対策】
スタサプの講義で要点をチェックしてから学校のワークに挑戦
【受験対策】
夏休み~入試までの期間は受験対策実践の講座にチャレンジ
と1年を通して活用の機会があります。
完全な独学が不安であれば専属の先生がついてくれる個別指導コースもあります。
スタサプを使い倒して最高効率で受験勉強を進めていきましょう。
詳細はこちらにすべてまとめてあります。
※クリックすると公式サイトへ飛びます
※無料体験のみの利用も可能
- 無料期間が終了すると自動的に有料会員に移行します
- 無料期間中に利用停止すれば料金は一切発生しません
- クレジットカード決済のみ対象です
英作文やリスニングの講義は、大学受験やTOEIC対策で有名な関先生が担当しています。
ふだんは中学生の指導をあまりなさらない関先生の熱の入った授業をぜひ受けてみてください。私はこの先生に憧れて、講座をすべて見ました。
【志望校レベル】偏差値50まで
通年用【志望校レベル】偏差値50まで
やさしい中学英語
人に説明できるレベルの英語力を伝授してくれる頼もしい入門書。
3年間ずっと使えるインプットのための参考書です。
受験勉強スタート!英語は苦手だからまずは3年間の文法の総復習から始めよう!
そう思っても、ほとんどの参考書や問題集はコンパクトに要点がまとめられていて、いきなり問題演習が始まります。
ですが、いきなり問題演習をガンガン始めるのは危険です。
- be動詞と一般動詞のちがいは?
- 一般動詞の疑問文や否定文にでてくるdoって何者?
- 不定詞と動名詞の使い分けの基準は?
- 疑問詞+不定詞は何のカタマリをつくる?
もしこういったことに即答する自信がなければ、いきなり問題演習をやってもまちがった解釈のまま非効率な勉強を続けることになります。
そんなときはまずこの参考書で基礎知識をマスターするところから始めましょう。
563ページの大ボリュームですが、会話形式で進んでいくので英語に苦手意識があってもスラスラ読み進めることができます。
イラストもたくさん使っているので、視覚的な理解が可能です。
「やさしい」ってタイトルにあるけど、ちゃんと受験で通用する力が身につくかしら?
こんな不安を抱かられるかもしれませんが、ご安心ください。ちゃんと受験に通用しますし、文法知識がないまま闇雲に問題集を解くよりもはるかに学習効果が高まります。
実際に指導していて感じますが、この本に書かれている基本的な文法知識が曖昧なままの生徒さんがほんとに多いんです。
これはすでに高得点を取れている生徒さんも例外ではなく、こういった基本の文法をマスターしないと、どこかで点数が頭打ちになってしまいます。
ただし、あくまでもインプットに重点をおいた参考書なので、基礎をしっかりマスターしたあとは他の参考書で演習量を確保しましょう。
まとめると、この参考書は以下のように使うのがおすすめです。
- 学びなおしの始めに読みものとしてじっくり読む
- 参考書についている問題で基礎レベルの問題を解く
- 他の参考書を使って基本~標準レベル問題の演習をする
3年間のまとめ問題集をもっている受験生さんは多いですが、こうしたすべての文法を網羅的にまとめた参考書をもっている人はかなりレアです。
しかし個人的には、高校英語につながる正しい理解をするにはこういった参考書が必須です。
困ったときに頼れる心強いパートナーとしてこの参考書をぜひ使ってください。
個人的には一般動詞の疑問文や否定文に登場するdoをちゃんと助動詞のなかまだと説明している点に好感を持てます。
「やさしい」と付いていますが、英語の本質をしっかり教えてくれる良書です。
高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800
軽視しがちな単語力が実は得点アップのカギ。
高校生が電車やバスで単語帳をひらいて勉強している姿はよく見ます。
しかし、中学生の場合はどうでしょう?わたしの体感だと中学生で単語帳を持っている人は10%もいないと思います。
単語力の強化は受験対策でいちばんに取り組むべきなのに、です。
河合塾さんの全統模試で偏差値50を切っていた高校生のわたしも、単語帳を1冊やりこんだことがきっかけで英語がいちばんの得意教科に化けました。
最終的にセンター試験(現:共通テスト)では筆記192点/200点・リスニング満点まで英語力を伸ばすことができました。
特別な才能があったわけではありません。単語帳の表紙が破れて買いなおすくらいやりこんだだけです。
語彙の強化はすぐに成果が表れるものではありません。継続と記憶の定着ができる環境が重要になります。
そのためには以下の4点が重要になります。
- 必要な単語にしぼった学習で挫折を生まない
- 音声が聞ける
- インプットだけでなくアウトプットができる
- 毎日やるためのモチベーションが保てる
そこでいちばんおすすめできるのがこの単語帳です。英検の参考書で信頼と実績がある旺文社さんが作った単語帳で、膨大なデータをもとに単語帳に必要な要素のすべてをつめこんでくれています。
- 頻出度の高い1800語を「でる順」に5つのレベルに分けて配列
- 専用アプリで音声を聞ける
- アプリで3択の確認テストができる
- アプリでは5教科の取り組みをグラフ化で可視化
習慣化には毎日決まった時間・タイミングで継続することが大切です。
- 枕元に単語帳を置いておく
- 寝る前の10分は単語帳を開く
- 朝起きてすぐにアプリで単語テストに挑戦
このようにして継続しやすい環境を整えて、日課の一部にしていきましょう。地道にですが確実に、英語力の土台が作られていきます。
各単語に英検何級レベルなのかも書いてくれています。
英検は高校入試だけでなく大学入試でもメリットが大きい資格なので、早い段階から英検を意識した勉強をしておきたいですね。
春休み【志望校レベル】偏差値50まで
ホントにわかる中1・2年の総復習
苦手に寄り添う、易しくて優しい問題集。
受験勉強を始めるための準備として1冊目に取り組みたい入門書です。
この参考書を選んだ決定的なポイントは動画解説です。
いまどき動画解説はそこまで珍しくないのでは?
と思った方もいるかもしれません。
しかし、よくある問題集では例題の解説動画しか用意されていないケースがほとんど。
このテキストは演習問題まですべてに解説動画があり、英語に抵抗がある生徒さんを徹底的にサポートしてくれます。
英語が苦手な生徒さんの挫折ポイントは以下の2点だと思っています。
- 例題は理解できたけど単語が少し変わるとわからなくなる
- ワークや参考書のボリュームが多くて断念
この2つを解決してくれるのがこの問題集です。
- イラスト付きの見やすいレイアウト
- 大きいフォントと広い行間で圧迫感がない
- 適度な問題数でさいごまでやりきれる
- 答え合わせがしやすい縮版の解答冊子
- 例題だけでなく演習問題にも解説動画
学校のワークは幅広いレベルの問題に対応するために標準~応用問題まで掲載しないといけないので挫折を生みがち。
しかし、この問題集はぜったいに正解したい基礎問題だけを集めてくれているので、お子さまも自信をつけながら学習を進めることができます。
ちょうど春休みの限られた期間でやりきれるボリュームなのが嬉しいですね。
夏休み
英文法パターンドリル 中学全範囲
小学校でやっていたドリル形式の計算や漢字練習は中学英語でも通用する!
もともと人気だったシリーズが2024年8月にさらにパワーアップします。
みなさんも小学校のころに、横長の計算ドリルや漢字ドリルの宿題を必死にやりこんだ経験があるのではないでしょうか?
ひたすら同じ計算や漢字を何度も書いて覚える。基本的なポイントをおさえるにはもってこいの勉強法です。
しかし中学生のワークになるとこういった形式の問題集は少なくなり、基礎~応用レベルを幅広く扱ったテキストが中心となります。
英語の苦手をクリアするには、まずはパターン演習で手がスラスラ動くレベルで基本問題を解きまくることが大切。
そこに目を付けたのがこの問題集です。
- 選択問題
- 並びかえ問題
- 英作文
中学3年間の英語を64セクションに細かく分けてひたすらくりかえし学習ができます。
各セクションがすべて見開き2ページでまったく同じ問題構成で完結するので、問題を解くことに集中できます。
どこがパワーアップしたの?
音声ダウンロードに対応しました。
紙面上のQRコードを読み取ることで、英文と日本語訳の音声を手軽に再生できます。
英語においてリスニングや音読は非常に重要です。
ただの文法対策だけでなく、総合的な英語力がつけられるコンテンツにしようという、すばらいしい思いを感じる1冊です。
このシリーズは数学もおすすめです。
ホントにわかる中学3年間の総復習
名前どおりの問題集。やればきっと「わかる!」が増える。
ホントにわかる中1・2年の総復習と同じシリーズで、中3の内容まで含まれています。
こちらも演習問題まで動画がついているフォローの手厚さは同じです。
特徴は中1・2年の総復習とまったく同じなので、苦手の克服と基礎の完成には最適な1冊です。
中3後半に学習する内容も含まれているので夏休みにすべてやりきる必要はありません。
夏休みのあいだに、中1~中3の1学期までの内容をかんぺきにマスターしましょう。
基礎から確認したい単元が出てきたらスタディサプリややさしい中学英語を活用しましょう。
並行してスタサプの受験対策実践Step1までやれば完璧です。
この1冊を終えるころには、自分の苦手な単元がわかってくると思います。
追加で対策が必要だなと思ったら以下のテキストを追加でやっておくといいでしょう。
- リスニング
英検4級 過去6回全問題集
英検用の教材ですが、リスニングの基礎を固めるにはもってこいです。 - 長文読解
ハイパー英語教室 中学英語長文1
大学受験用の参考書で有名な講師が作った問題集で、60語~120語の易しい長文から練習ができます - 文法英作文
英文法パターンドリル 中学全範囲にもどって復習をしましょう。
9月~12月【志望校レベル】偏差値50まで
高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集
定期テストレベルから入試基礎レベルまで英語力を昇華しよう!
基礎をある程度マスターしてから挑戦したい1冊です。
全国の公立高校入試の配点データを分析し、入試問題のボリュームゾーンとなる中レベルの問題を解くことに特化した問題集です。
基礎~応用問題が幅広く収録されている問題集は網羅性が高くコスパがいいですが、どの問題を解けばいいのかを生徒さんが自分で考えないといけません。
一方でこの問題集では標準レベル問題だけを集めてくれています。
この問題は簡単そうだからやらなくても大丈夫かな?
これはちょっと難しいけど、このレベルまで解ける必要があるのかな?
といった勉強の本質とずれたところで迷うもったいない時間をなくしてくれます
ひたすら問題を解くことに集中させてくれるだけでもこのテキストのメリットは十分大きいと言えるでしょう。
内容としては要点まとめと過去問演習の2ステップで、基礎の確認と実践演習をセットで進めていきます。
- 文法・・・・・・15講座
- 長文読解・・・・10講座
- 英作文・・・・・2講座
- リスニング・・・3講座
これら4つの単元をたった1冊でバランスよく対策することができます。
このレベルまでかんぺきに身につけることができれば偏差値50までの学校の合格は十分可能です。
逆に解き進めてみてわからないことが多いなと感じたら、やさしい中学英語やスタディサプリで基礎の復習をしましょう。
注意点として1点、練習問題には目標時間がついていますが、理想的な解答時間よりかなり長いことが多いです。
英語が得意な人は目標時間の半分、英語が苦手な人でもマイナス5〜10分で解くことを目標にしましょう。
得意な教科や単元はスタサプの受験対策実践Step2まで合わせてやれば完璧です。
シリーズのひとつに5教科の模試が3回分できるきちんとこれだけ公立高校入試対策問題集がありますが、基礎〜入試標準の力をつけたあとは過去問演習をした方がいいと思うのでこちらは不要な気もします。
それよりも、自分の苦手に特化したテキストを使って対策したほうが得策です。ジャンル別のおすすめ教材を書いておきます。
リスニング
英検用の教材ですが、リスニングの基礎を固めるにはもってこいです。
長文読解
大学受験用の参考書で有名な講師が作った問題集で、120語~200語の実際の入試過去問を使った練習ができます。
英作文
英文法パターンドリル 中学全範囲にもどって復習をしましょう。
年明け~入試本番【志望校レベル】偏差値50まで
公立高校入試過去問題集+予想問題
全国のライバルが手に取れる模試ではなく、お住まいの地域の名前が入ったテキストを!
今まで培ってきた力を使って過去問に挑戦しましょう。
冬になると模試形式の問題集が書店でもたくさん販売されますが、個人的には「〇〇県」のような県名を冠した過去問+予想問題演習が最適解だと思います。
私立なら学校ごとに、公立でも都道府県ごとに問題の形式や傾向がちがうからです。
直前期は在庫がなくなってしまう可能性もあるので、早いうちから購入しておくことをおすすめします。
過去問は解説がやや不足することも多いので、過去問演習で見つかった苦手は今まで使っていたテキストに戻って復習してください。
過去問や予想問題がただの点数確認のツールにならないように、他のテキストで復習したら必ず解きなおしでリトライしましょう。
受験の半年前となる9月ごろには最新の過去問題集が発売されていると思います。
予想問題はネット販売されないケースもあるので、年明け以降に書店で探していただいたほうがいいかもしれません。
【志望校レベル】偏差値50~65
通年用【志望校レベル】偏差値50~65
パーフェクトコース参考書 わかるをつくる中学英語
見た目は鈍器。中身は本気。
3年間の英文法がぎゅっと詰まった文法辞書です。辞書といっても、小さな字で単語がギッシリつめこまれた味気ないものではありません。
図やイラストをたくさん使ったフルカラーの辞書で、ついつい読みたくなってしまうおもしろさがあります。
高校ではこういった文法辞書が配布されるケースが多いですが、中学校ではまれでしょう。
その結果、問題集を解くことでしか過去に学習した文法を復習する方法がなくなります。
基本の形はなんとなく覚えているけど、意味や使い方はうろ覚え。。。
こんな状態で問題演習を続けるくらいなら、しっかり要点がまとまった参考書をしっかり読んでから学習したほうがトータルの学習効率は上がります。
そんなときにこの辞書を活用しましょう。中学英語のすべての範囲をカバーしているので、お目当てのページがきっと見つかります。
他の問題集を解いていて困ったときに文法の要点を見るための辞書として活用しましょう。
困ったときはこれを見たらいい!という1冊はとても心強いパートナーになってくれます。
専用の別冊問題集では基礎の確認から入試レベル問題まで演習することができます。
中1や中2の早い段階から入試実践レベルの問題にチャレンジしたいときは併せて取り組んでおきましょう。
わたしは高校時代、こういった文法辞書をすみからすみまで読んだことがきっかけで英語の成績が平均から校内トップ5%まで一気に上がりました。
文法の体系的に理解することはそれくらい強力なパワーがあります。
春休み【志望校レベル】偏差値50~65
10日間完成 中1・2の総復習
コンパクトだけど充実の1冊。
短期間で中1・2の基礎~標準レベルの確認ができる問題集です。
テキストは別冊の解答も含めてカラーで見やすく、独学でも取り組みやすい構成になっています。
- 基礎の確認
- 実力完成テスト
2つのステップで段階的に各単元をチェックできます。
1日1単元ずつ終わらせることで10日+総復習テスト2回のおよそ2週間ですべて完成するという分かりやすいスケジュールで進めることができるので、挫折を生みにくいのが最大のメリットだと思います。
基礎の確認のページにはヒントとなる要点がまとまっているので、独学でもポイントを思い出しながら解き進めることができます。
とはいえさすがに忘れていることが多すぎて前に進めない、、、
そんなときは焦らずパーフェクトコース参考書やスタディサプリで基礎の復習をしましょう。
長文読解やリスニングといった実践問題は収録されていませんが、すべての英語のベースとなる文法基礎の完成を目指せます。
総復習テストではとりあえず今の段階で解ける問題を集めてくれているのもいいですね。
夏休み~12月【志望校レベル】偏差値50~65
高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集
定期テストレベルから入試基礎レベルまで英語力を昇華しよう!
詳細はこちらにまとめています。
全国の公立高校入試の配点データを分析し、入試問題のボリュームゾーンとなる標準レベルの問題を中心に集めてくれています。
入試基礎マスターのための登竜門ともいえる1冊です。
基礎が身についたらスタサプの受験対策実践Step2も並行してやれば完璧です。
高校入試の最重要問題
完ペキにやれば入試本番正答率80%の力がこのタイミングで達成できる。
高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集と並行して、演習量を確保するために使いたい1冊です。
中学校3年間で学習する内容を、入試に出る順にして集めてくれています。
基礎レベル問題で苦手の洗い出し
本番レベルの問題で実践練習
このように基礎レベルで苦手がないかをあらかじめ確認することができます。
実践トレーニングについても、正答率が書いてあったり重要問題を示す「お急ぎ」タグがそれぞれの問題についています。
独学において最大の敵はスケジュール管理です。
1人1人に合ったレベルや量を生徒さんが自分で考えながら解くのは想像以上にエネルギーが必要です。
このテキストでは正答率タグや「お急ぎ」タグによって問題の難易度がわかるようになっていて、解くべき問題の選定ハードルがぐっと下がります。
わたしのテキスト選びは、いかに問題演習以外のことに頭のリソースを割かなくていいかを最重要視しています。
その点でこのテキストはどのレベルの生徒さんにもおすすめできる1冊です。
正答率の高い問題でまずは広く浅く基礎を固めよう
英語は得意だから正答率の低い問題に挑戦してレベルアップしたい!
このように自分にあったテキストの使い方をしましょう。
さいごには2回分の模試がついています。
内容は基礎〜応用まで本番の入試と似たような構成になっていますが、公立入試の傾向は都道府県によって変わるので実践演習は過去問でやりましょう。
この模試はその前段階の苦手の洗い出しとして活用するといいと思います。
パッと問題を見てなんとなく正答率を予想する力はとても大切。
志望校合格のために正解すべき問題とそうでない問題を判断する力がつくからです。
ここまでやりこむと自分の苦手が見えてきます。時間に余裕があって個別で対策ができるのであればこれらがおすすめです。
リスニング
英検用の教材ですが、リスニングの基礎を固めるにはもってこいです。
長文読解
大学受験用の参考書で有名な講師が作った問題集で、120語~200語の実際の入試過去問を使った練習ができます。
英作文
英文法パターンドリル 中学全範囲にもどって復習しましょう。
9月~12月【志望校レベル】偏差値50~65
高校入試解き方が身につく問題集
本番で80%以上を狙っていきたいなら、ここまでぜひ取り組んでおきましょう。
- 長めの対話を聞くリスニング
- 長文の空所補充・分野段落の並び替え・内容一致
- 条件英作・自由英作
これらは「ここから高得点を目指して得点アップしていこう!」という受験生の前に立ちはだかる強敵たちです。
これらの一筋縄ではいかない難しい問題を解くときの最初のアプローチや考え方のエッセンスを詰めこんだのがこの問題集。
一般的な問題集の答えには、「確かに言われてみれば理解できるけど、そもそもなんでそうやって考えようと思ったの?」と思うような解説も見受けられます。
この参考書ではそういった「そもそもなぜそう考えるのか」のポイントに焦点を当てて、詳しく例題で説明をしてくれます。
例題を使ったポイント解説の次に解き方チェック問題という類題演習があり、同じようなテクニックを使って解ける実践問題を解く流れになっています。
長年指導してきて感じる伸び悩みポイントをこのテキストで克服してください。
- 長文読解
雰囲気で解けてしまう力があると、かえって点数が伸び悩んだり不安定になります。
読解の型にあてはめた再現性の高い読み方をマスターして点数を安定させましょう。 - 英作文
かならず添削を受けるようにしましょう。自己採点だと基準が甘すぎたり、もっといい表現に気付かず英作力が一定レベルで停滞してしまいます。 - リスニング
当塾がある三重県では2回聞き取りがほとんどの問題で1回聞き取りに減りました。演習をするときから、自分は何回目で答えられているのかをメモしましょう。
リスニング演習でのプチアドバイス。
1回目で聞き取れたら()の中に答えを、2回目なら()の外に答えを書きましょう。
あとから見返したときに、正答率だけでなく聞き取れた回数まで把握できるようになります。
年明け~入試本番【志望校レベル】偏差値50~65
公立高校入試過去問題集+予想問題
全国のライバルが手に取れる模試ではなく、お住まいの地域の名前が入ったテキストを!
詳細はこちらにまとめています。
過去問+予想問題は入試攻略の最短ルートです。
自分の志望校にあった質の高い問題を解くことを意識しましょう。
【志望校レベル】偏差値65~最難関
通年用【志望校レベル】偏差値65~最難関
パーフェクトコース参考書 わかるをつくる中学英語
分厚い1冊でトップレベルの知識武装をしよう。
テキストの詳細はこちらをご覧ください。
3年間ずっと使えるインプットのための参考書です。少しでも早い段階から学習に取り入れられるとさらに効果が高まります。
春休み【志望校レベル】偏差値65~最難関
10日間完成 中1・2の総復習
基礎をぎゅっと詰め込んで夏からの勉強に備えよう。
詳しくはこちらをご覧ください。
短期間で実際の入試過去問に挑戦できる基礎をつけることができます。
2年生までの苦手を残さず3年生の勉強をスタートさせましょう。
夏休み【志望校レベル】偏差値65~最難関
高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集
これだけといわず、ここがスタート。さらなる高みへの第一歩。
詳しくはこちらにまとめています。
全国の公立高校入試の配点データを分析し、トップ校をめざすなら絶対にマスターしておきたい入試標準レベルの問題を集めてくれています。
基礎が身についたらスタサプの受験対策実践Step2までやれば完璧です。
高校入試の最重要問題
ここまでやればすでに入試レベルでも正答率80%も達成可能。
詳細はこちらにまとめています。
中学校3年間で学習する内容を、入試に出る順にして集めてくれています。
トップ校志望であれば夏休み高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集とセットでいっきに仕上げましょう。
9月~12月【志望校レベル】偏差値65~最難関
高校入試解き方が身につく問題集
トップ層を狙うための解き方を伝授してくれる攻略本。
詳細はこちらにまとめています。
得点率80%以上を狙うためのエッセンスが詰まった1冊です。トップ校攻略には必須のテクニックや考え方が詰まっています。
平均点+αレベルからもう1段階ステップアップするための最後のカギになる問題がギュッと詰まっています。
9月~入試本番【志望校レベル】偏差値65~最難関
最高水準問題集
偏差値70越えのトップ校合格の盤石な英語力を鍛える1冊。
タイトルの通り歯ごたえのある内容ですが、奇問や悪問のような価値のない難しさではなく、良問の延長にある難問を集めてくれています。
とはいえ一般的な公立入試の範囲を超えた難しい問題もあります。これをすべて完璧にしなくても合格圏内をねらえるケースも多いと思います。
む、難しすぎる、、、、
あまりにも分からない問題が多いなと感じたら高校入試解き方が身につく問題集に専念してもらって大丈夫です。
読解・リスニング・英作文に特化した別冊もあります。
個別に得意を伸ばすならこちらを活用しましょう。
年明け~入試本番【志望校レベル】偏差値65~最難関
公立高校入試過去問題集+予想問題
何度解いても高得点で安定しているかをチェックしよう。
詳細はこちらまとめています。
過去問+予想問題は入試攻略の最短ルートです。
志望校のボーダーラインから逆算して、あと何点必要なのか、それをクリアするためにはどの単元を強化するべきか対策を立てましょう。
見つかった苦手は高校入試解き方が身につく問題集に戻って復習をしましょう。
みなさんが受験する入試で過去問と同じ問題がでることはほぼありません。
過去問はあくまでも現状の分析や問題の傾向の把握として活用しましょう。
その他の教科のおすすめ参考書・問題集は?
基本的には英語でおすすめしたシリーズになりますが、教科ごとに追加・変更している部分があります。
詳細はこれらの記事を参考にしてください。
まとめ
参考書は同じようなものがたくさんありすぎるので、志望校レベル別にあえて1つの参考書セットを紹介させてもらいました。
しかし当然、参考書は買って終わりではありません。
それを使って志望校に合格するための1つの手段にすぎず、買った段階ではまだそのポテンシャルは発揮されません。
まずは進路や将来の夢の話をお子さまとしていただて、ご家族みなさんが1つの目標に向かって受験勉強とむきあっていただけたら本望です。
ガチっと志望校や夢が固まったら、これらの参考書たちが強い味方になってくれます。
ぜひ1日でもはやく受験勉強のスタートを切ってください。
志望校合格を通して、たくさんの生徒さんたちが最高の成功体験をしてくれることを陰ながら願っています。