【竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本】使い方を塾長が徹底解説!そもそも英作文対策は必要か?から判断しよう

英作文の対策って、そもそも自分に必要なのかすらわからない…

いざ書いてみると、中学生みたいな英語しか出てこない…
英作文は、受験対策の中でいちばん「やるかやらないかの戦略判断」が大事な分野です。全員には必要ない。でも必要な人にとっては合否を分ける。
この記事では、まず「あなたに英作文対策が必要か」を判断するところから始めて、必要な人には英作文参考書の金字塔——『改訂版 竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』(KADOKAWA)の使い方を徹底解説します。
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この記事では、23歳で個人塾を立ち上げ、開校9年目の今では2年先まで空き待ちをしていただいているわたしが、現場のリアルな意見をもとにお伝えします!
【最重要】そもそも英作文対策は必要か?3ステップで判断
参考書を買う前に、志望校の過去問と募集要項でこの3つを確認してください。
❶ 出るか?:志望校(併願含む)の過去問に英作文があるか
❷ 配点は?:英語全体に占める英作文の割合(1割か、3割か)
❸ 形式は?:和文英訳か、自由英作文か、その両方か
この3つの答えで、あなたの取るべき戦略は次の4タイプに分かれます。
| タイプ | 戦略 |
|---|---|
| 共通テストのみ(英作文なし) | 対策不要。読解・リスニングに全振り |
| 私大専願・マーク式のみ | 対策不要。過去問で出題がないことだけ確認 |
| 私大で「1問だけ」型(同志社など) | 部分対策。基本表現+書き方の型だけ短期で仕込む |
| 国公立二次・英作文の配点が大きい私大 | 本格対策。本書の出番 |
具体例:同志社大学の場合
関関同立志望者に多いケースなので具体的に見ておきます。同志社の英語(200点)で英作文は和文英訳が1問・約20点=全体の1割。自由英作文ではなく、難易度も読解に比べれば高くありません。
つまり同志社型は「捨てるには大きいが、重対策は非効率」なゾーン。読解の完成度を最優先しつつ、英作文は基本表現と「和文和訳」(訳しにくい日本語を訳しやすい日本語に言い換える技術)だけ短期で仕込んで部分点を確実に拾うのが正解です。実はこの「和文和訳」こそ、本書の得意分野でもあります。
一方、国公立二次は多くの大学で和文英訳・自由英作文が出題され、配点も大きい。国公立志望なら英作文は「出るかも」ではなく「出る前提」で準備してください。

英作文対策の失敗は「必要ないのにやる」か「必要なのに後回し」の2択です。まず志望校の過去問を開く。参考書選びはそのあとです。
竹岡の英作文のレベルと立ち位置
「対策が必要」と判断した人へ。本書は英作文参考書の定番中の定番が、15年ぶりに全面改訂された最新版です。
- 著者:竹岡広信(SUPREMACY・LEAPの竹岡先生)
- 出版社:KADOKAWA/発売:2024年11月5日
- 定価:1,980円(税込)/568ページ
- 構成:10のレクチャー(主語・時制・論理表現・動詞・比較・仮定譲歩・関係詞節など)×70の原則+頻出表現集
- 別冊:例題一覧・類題・解答解説/音声ダウンロード・例文集PDF付き
- レベル:国公立二次・英作文のある私大全般(基礎文法は履修済みが前提)
本書の核心はひとつ。「日本語をそのまま英語にするな」です。受験生の英作文が壊れる原因は、難しい日本語を難しいまま訳そうとすること。本書は「和文和訳→自分の知っている単語と文法で書く→減点されない英語にする」という思考プロセスを、70の原則として体系化してくれます。

英作文の採点は「加点」ではなく「減点」で進みます。カッコいい英語ではなく、ミスのないシンプルな英語を書いた人が勝つ。この現実を教えてくれるのが竹岡先生です。
不要な人・使うべき人
不要な人
- 共テのみ・マーク式私大専願の人(読解に時間を回す方が得点が伸びます)
- 英文法の基礎(時制・関係詞など)がまだ怪しい人 → 文法を先に。書く技術は文法の上にしか立ちません
- 入試まで3か月未満で英作文の配点が小さい人 → 頻出表現集と例文暗唱だけの「部分使用」に切り替え
使うべき人
- 国公立二次で和文英訳・自由英作文が出る人(本命ユーザー)
- 同志社型「1問だけ」の私大志望で、和文和訳の技術だけでも仕込みたい人
- 英検やその先の4技能試験でライティングを得点源にしたい人
竹岡の英作文の使い方・仕上げる時期
仕上げる時期の目安
| 時期 | やること |
|---|---|
| 〜高3春 | 文法・語彙(LEAPなど)を固めておく |
| 高3の春〜夏 | 本書の例題+70原則を1周(メイン期間) |
| 高3夏〜秋 | 類題(別冊)+例文暗唱で定着、過去問の英作文に着手 |
| 秋以降 | 過去問演習+書いた答案は必ず添削へ |
STEP1:例題を「まず自力で」書く
解説を読む前に、必ず自分の答案を書いてください。「自分ならこう書く」がない状態で解説を読んでも、原則は頭を素通りします。下手でいい。書くことが第一歩です。
STEP2:解説で「なぜその英語になるか」を理解する
自分の答案と模範解答を比べて、「どこで減点されるか」「なぜこの表現を選ぶのか」を解説から吸収します。特に「和文和訳」の過程——問題の日本語がどう言い換えられたか——は毎回ノートに残す価値があります。
STEP3:70の原則を「自分の禁止事項リスト」にする
原則が自分の答案のどのミスに対応していたかを紐づけながら進めると、70原則が「自分専用のミス防止チェックリスト」に変わります。
STEP4:例文を音声で暗唱ストックする
付属の音声・例文集PDFを使って、使える型を口と手で暗唱ストックしていきます。英作文は「ゼロから作る」より「持っている型を組み合わせる」競技。ストックの量がそのまま安定感になります。
STEP5:書いた答案は必ず「人に」見てもらう
英作文だけは独学で完結しません。自分では気づけないミスを、学校の先生・塾で添削してもらうところまでが対策です。復習は1日・3日・10日・30日のサイクルで、指摘されたミスを70原則と照らしながら潰していきましょう。
前後の参考書ルート|竹岡三部作でつながる
| 段階 | 教材 |
|---|---|
| 語彙(発信用) | 必携英単語LEAP(Active語彙が英作文の弾になる) |
| 英作文の型 | 竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本(本書) |
| 読解の仕上げ | SUPREMACY(私大長文の完成) |
| 仕上げ | 志望校の過去問+添削 |
LEAP→本書→SUPREMACYは、いずれも竹岡先生の「使える英語」思想で貫かれた組み合わせです。特にLEAPのActive語彙は、本書の例文ストックとそのまま連動します。


まとめ
英作文はまず「自分に必要か」の戦略判断から。共テ・マーク式なら不要、同志社型なら部分対策、国公立二次なら本格対策。
そして本格対策と決めたなら、『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』は現時点で最良の1冊です。自力で書き、原則で直し、例文を暗唱し、添削で仕上げる。「減点されない英語」は、正しい手順で練習した人だけが手に入れられます。

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