【ニューアクションレジェンド】使い方や参考書ルートを塾長が徹底解説!青チャート・フォーカスゴールドとの比較つき

網羅系の解説を読んでも「なんでその解法を思いつくの?」がわからない…

塾に行かず独学で難関大レベルまで数学を仕上げたい…
その悩みに一番まっすぐ応えてくれる網羅系が、東京書籍の『NEW ACTION LEGEND(ニューアクションレジェンド)』です。
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網羅系御三家(青チャート・フォーカスゴールド・レジェンド)の中では知名度こそ控えめですが、全例題に図解つきの「思考のプロセス」を載せ、解答に至るまでの考え方を御三家で最も丁寧に言語化してくれる1冊です。
この記事では、レジェンドのレベルと構成、青チャート・フォーカスゴールドとの比較、そして誰に向いていて誰には不要なのかまで解説します。

この記事では、23歳で個人塾を立ち上げ、開校9年目の今では2年先まで空き待ちをしていただいているわたしが、現場のリアルな意見をもとにお伝えします!
ニューアクションレジェンドのレベルと立ち位置
参考書ルートでの位置づけは教科書レベル〜難関大入試(網羅系の上位版)。青チャート・フォーカスゴールドと同じ帯です。医歯薬・理工系の難関校志望者までカバーします。
| 分冊 | 定価(税込) | ページ数 |
|---|---|---|
| 数学Ⅰ+A(改訂版・2026年2月刊) | 2,350円 | 676頁+解答編608頁 |
| 数学Ⅱ+B | 2,380円 | 716頁+解答編727頁 |
| 数学Ⅲ | 2,000円 | 480頁+解答編511頁 |
| 数学C | 1,850円 | 340頁+解答編319頁 |
組み合わせは文系=Ⅰ+A・Ⅱ+B(+Cのベクトル分野)、理系=4冊すべてが基本です。
最大の特徴:「思考のプロセス」
レジェンドは全例題に、図解つきの「思考のプロセス」を掲載しています。「与えられた条件から何に着目し、どう考えを進めれば解答にたどり着くのか」を、解答とは別に見える化してくれる仕組みです。
網羅系学習の最大の落とし穴は「解答を読んで理解した気になるだけの解法暗記」ですが、レジェンドは構造的にそれを防いでくれます。さらに巻末の「思考の戦略編」では、分野を横断する考え方を特集。「探究例題」で新傾向、「よりよい答案」コラムで記述力までカバーする、現代的な設計です。
動画対応は、最新のⅠ+A改訂版が全例題対応(約340本)、Ⅱ+B以降は頻出・重要例題を中心にQRコードで視聴できます。

「解ける人の頭の中」を紙面に再現しようとしているのがレジェンドです。授業で先生の思考を聞けない独学の生徒さんにとって、この設計は本当にありがたい。
青チャート・フォーカスゴールドとの比較|御三家での選び方
詳しい3冊比較は青チャートの記事に書きましたが、レジェンド視点で要点をまとめるとこうなります。
| レジェンド | 青チャート | フォーカスゴールド | |
|---|---|---|---|
| 解説の性格 | 思考のプロセスの言語化が最も丁寧 | 指針→解答の定番型・簡潔 | 本編標準+コラムが濃い |
| 最高到達点 | 難関大レベル(+思考の戦略編) | 難関大レベル | 最難関・医学部まで(最高) |
| 独学との相性 | 御三家で最良 | 動画サポートで良好 | 線引きできる人向け |
| 情報量(勉強法・ルート) | 少ない | 圧倒的に多い | やや少ない |
| 弱点 | 知名度・使用者情報の少なさ | 紙面解説は簡潔め | 分厚い・全部やると破綻 |
選び方の結論は変わりません。独学で「考え方」から学びたいならレジェンド、情報量と定番の安心感なら青チャート、最難関を1冊で狙うならフォーカスゴールド。学校配布があるならそれを使い倒すのが正解です。


レジェンドが不要な人(先に確認!)
地方国公立・関関同立の下位〜中位レベルが第一志望の人
レジェンドも御三家、つまり難関大向けの網羅系です。このレベル帯には黄チャートを完璧にして橋渡し1冊→過去問のルートが最短です。

教科書レベルの理解がまだ怪しい人
思考のプロセスが丁寧とはいえ、ゼロから概念を教える本ではありません。理解があやふやなら、まず入門問題精講で土台を作りましょう。

すでに青チャートやフォーカスゴールドを進めている人
御三家間の乗り換えに意味はありません。レジェンドの評判を聞いて気になっても、いまの1冊を最後までやり切ってください。網羅系は1冊、これが鉄則です。
レジェンドを使うべき人
独学メインで難関大を目指す人
レジェンドのベストユーザーです。「思考のプロセス」が先生の役割を紙面上で果たしてくれるので、塾なし・独学での網羅系学習と最も相性がいい。Ⅰ+A改訂版なら全例題動画でさらに盤石です。
解法暗記に限界を感じている人
「例題は解けるのに初見の問題で手が止まる」タイプは、解法を「覚えて」いて「使い方を考えて」いないことが原因です。着眼点から鍛え直したい人に、レジェンドの設計はぴったりです。
記述答案の質まで上げたい難関大志望者
「よりよい答案」コラムや「探究例題」など、答案作成力と新傾向対応まで1冊で面倒を見てくれるのは現行御三家でレジェンドが一番充実しています。国公立二次の記述対策を早くから意識したい人に向いています。

おうちの方に買ってもらう必要がある場合は、この記事をご家族の方に共有しよう。
みんなの代わりにこの参考書のよさをしっかりプレゼンします。
レジェンドの使い方・仕上げる時期
仕上げる時期の目安
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高1〜高2 | 学校進度+αで例題を積み上げる |
| 高2冬〜高3春 | 全範囲の例題完成+Let’s Try・節末で確認 |
| 高3春〜夏 | 思考の戦略編+入試攻略(または1対1・標問へ接続) |
| 9月〜 | 過去問演習。レジェンドは辞書として使う |
STEP1:例題を「思考のプロセス」を隠して解く
レジェンドの命は思考のプロセスですが、最初から読んだら訓練になりません。まず隠して自力で方針を立て、詰まったらプロセスだけ開いて再挑戦。それでもダメなら解答へ。この順番を守ってください。
STEP2:解けた問題こそ「思考のプロセス」と照合する
正解した問題でも、自分の着眼点とプロセスの着眼点を見比べてください。「たまたま解けた」と「考えて解けた」の区別がつくのがレジェンドの強みです。ズレていたら、その例題は復習対象です。
STEP3:答えの数値だけでなく、プロセスまで照合する
答えの数値だけでなく、考え方のプロセスまで一致して初めて正解です。「よりよい答案」コラムを活用して、減点されない記述の型まで吸収しましょう。
STEP4:巻末「思考の戦略編」は高3の夏までに
分野横断の考え方を特集した思考の戦略編は、全範囲の例題が終わってから取り組むと効果が最大になります。橋渡し教材の役割を一部担ってくれるので、ここまでやれば過去問への接続がスムーズです。
STEP5:解きなおしは1日・3日・10日・30日のサイクルで
まちがえた問題は次の日、3日後、10日後、30日後を目安に解きなおしましょう。有名な忘却曲線をもとに、わたしがお勧めしている復習のタイミングです。
前後の参考書ルート
| 段階 | 参考書 |
|---|---|
| 理解 | 数学入門問題精講(+スタディサプリ) |
| 網羅 | ニューアクションレジェンド(御三家いずれか1冊) |
| 橋渡し | 思考の戦略編+入試攻略で内部対応(好みで1対1・標問へ) |
| 仕上げ | 志望校の過去問 |


難関大の演習は計算量も過酷です。並行して計算系の補強教材を回しておくと、演習全体の効率が上がります。

まとめ
ニューアクションレジェンドは、「解ける人の頭の中」を見せてくれる、独学に最も優しい御三家です。
知名度で選ばれにくい分、中身で選んだ人は裏切りません。思考のプロセスを隠して解き、照合し、戦略編まで登り切れば、難関大の数学と戦う力が確実に育ちます。
中堅志望なら黄チャートへ。御三家で迷ったら青チャート記事の比較表へ。自分の学び方に合った1冊を選んでください。

がんばるみなさんを陰ながら応援しています。ファイトです!

