【速読英文法】使い方や参考書ルートを塾長が徹底解説!文法を「長文で使える」に変える1冊

文法問題集では解けるのに、長文になると文法の知識が全然使えない…

文法の総復習をしたいけど、分厚い文法書をもう一周する時間はない…
文法学習の最終目的は4択問題を解くことではなく、長文の中で文法を「読むための道具」として使うことです。その仕上げに特化したのが、Z会の『速読英文法』。速単方式(長文の中で覚える)を文法に応用した1冊です。
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この記事では、23歳で個人塾を立ち上げ、開校9年目の今では2年先まで空き待ちをしていただいているわたしが、現場のリアルな意見をもとにお伝えします!
速読英文法のレベルと立ち位置
参考書ルートでの位置づけは文法学習の「仕上げ・定着」フェーズです。定価は1,540円(税込)、速単シリーズと同じく全文音声つき。
ここが重要ですが、本書は文法をゼロから教える本ではありません。学校や参考書で一通り文法を学んだ人が、長文の中で「習った文法が実際に使われている場面」に出会い、知識を運用レベルに引き上げるための本です。
| フェーズ | 教材 |
|---|---|
| 文法をゼロから理解する | 講義系文法書・スタディサプリなど |
| 文法を問題で確認する | 文法ドリル・問題集 |
| 文法を長文で使えるようにする | 速読英文法(本書) |
不要な人・使うべき人
こんな人にはまだ早い・不要
- 文法用語(不定詞・関係詞など)を聞いてもピンとこない人 → まず講義系文法書から
- 文法4択の演習量がほしい人 → 文法問題集(ランダム演習系)が適任
- すでに長文で文法を自在に使えている人 → 読解演習に時間を回す
使うべき人
「文法問題は解けるのに長文で活きない」タイプにドンピシャです。ほかにも、文法の総復習を短期間で済ませたい高3生、読解と文法の橋渡しを探している高1・高2に向いています。文法と読解が別物になっている人ほど、効果を実感できます。
速読英文法の使い方
STEP1:長文を読み、「文法が効いている箇所」を意識する
1日1本、長文を読みます。速単と違うのは着眼点。単語ではなく「この文の構造はどの文法で成り立っているか」を意識して読んでください。
STEP2:解説で文法事項を確認し、自分の言葉で説明する
対応する文法解説を読み、「なぜここでこの文法が使われているのか」を自分の言葉で言えるか確認します。曖昧だった文法事項は、手持ちの文法書に戻って補強しましょう。
STEP3:音声で音読して構造ごと体に入れる
文法構造を理解した英文を、音声に合わせて最低3回音読。「関係詞のカタマリをひとまとまりで読む」感覚が身につくと、返り読みが消えていきます。
STEP4:復習は1日・3日・10日・30日のサイクルで
理解が曖昧だった文法事項は次の日、3日後、10日後、30日後を目安に見直しましょう。有名な忘却曲線をもとに、わたしがお勧めしている復習のタイミングです。
前後の参考書ルート
| 段階 | 教材 |
|---|---|
| 文法の理解 | 講義系文法書・学校の授業 |
| 文法の定着 | 速読英文法(本書) |
| 精読 | はじめの英文読解ドリル → 入門英文問題精講 |
| 長文演習 | The Rules 1・2 → SUPREMACY・過去問 |


速単シリーズ全体の選び方はこちらの完全ガイドをどうぞ。

まとめ
『速読英文法』は、文法を「知っている」から「長文で使える」に変える仕上げの1冊。文法と読解のあいだの溝に落ちている受験生を、速単方式で引き上げてくれます。文法学習の総仕上げに、音声とセットで取り組んでください。

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