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【文系の数学&数学Ⅲ・C 重要事項完全習得編】使い方や参考書ルートを塾長が徹底解説!

konohaacademy14953@gmail.com

黄チャートを仕上げたけど、このまま過去問に入って大丈夫かな…

網羅系は終わったのに、いざ入試問題を解くと手も足も出ない…

網羅系参考書と過去問のあいだには、実は大きな溝があります。その溝を埋めてくれるのが、河合出版の『重要事項完全習得編』シリーズです。

※書影画像をここに挿入してください(wp:image ブロック)

このシリーズには文系向けの『文系の数学 重要事項完全習得編』と、理系向けの『数学Ⅲ・C 重要事項完全習得編』の2冊があります。どちらも「入試で繰り返し出るテーマだけ」に絞り込んだ実戦型の問題集です。

この記事では、2冊の違いと自分がどちらを使うべきか、そして黄チャートからこの本を経由して過去問へつなぐ具体的なルートまで、まとめて解説します。

このはまる塾長
このはまる塾長

この記事では、23歳で個人塾を立ち上げ、開校9年目の今では2年先まで空き待ちをしていただいているわたしが、現場のリアルな意見をもとにお伝えします!


重要事項完全習得編のレベルと立ち位置

参考書ルートでの位置づけは入試標準(網羅系と過去問の橋渡し)にあたります。

黄チャートのような網羅系で解法をストックしたあと、「入試で実際に出る形」でアウトプットする訓練をするための問題集です。

項目文系の数学 重要事項完全習得編数学Ⅲ・C 重要事項完全習得編
対象文系(数IA・IIB・C範囲)理系(数III・C範囲)
収録頻出158テーマ+演習問題115題重要109テーマ+演習問題117題
ページ数288ページ324ページ
定価1,320円(税込)1,430円(税込)
著者堀尾豊孝堀尾豊孝
出版社河合出版河合出版

構成はどちらも「問題→解答→解説講義」の流れで、1テーマ見開き完結型。黄チャートの約半分の厚さなので、受験期の限られた時間でも回し切れるボリュームです。

当サイトの黄チャート記事で「黄チャート→重要事項完全習得編→過去問が最短ルート」と紹介した、その本がこれです。

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このはまる塾長
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「網羅系のあとにもう1冊はさむの?遠回りでは?」と思うかもしれません。逆です。網羅系から過去問に直行して撃沈し、自信を失って網羅系に戻る…という遠回りを防ぐための1冊です。


文系版と理系版、自分はどっちを使うべき?

受験パターン別に整理すると以下のようになります。

あなたのタイプ使う本
文系・私大(数学受験)文系の数学
文系・国公立(二次に数学あり)文系の数学
文系・共通テストのみ基本的に不要(共テ対策・過去問へ直行)
理系数学Ⅲ・C(IA・IIBに不安があれば文系の数学も)

文系で共通テストしか使わない人は不要

本書は記述式の入試問題を想定した問題集です。共通テストしか数学を使わないなら、黄チャートのあとは共通テスト対策(過去問・予想問題集)に直行してください。マーク形式には形式の慣れが必要で、そこは本書の守備範囲外です。

理系にも実は「文系の数学」が使える

書名で敬遠されがちですが、『文系の数学』の中身は数IA・IIB・C範囲の頻出テーマ集です。

理系の入試も、実際には数IIIだけでなくIA・IIB範囲から多く出題されます。「数IIIは得意だけどIA・IIBの標準問題で取りこぼす」タイプの理系受験生は、文系の数学で穴を埋めるのが効率的です。

このはまる塾長
このはまる塾長

「文系の」という書名は本当にもったいないと思っています。理系の生徒さんにも普通にすすめている良書です。


重要事項完全習得編はこんな人には向かない

網羅系(黄チャートなど)がまだ仕上がっていない人

本書は解法がすでに頭に入っている前提で作られた問題集です。解法のストックがない状態で取り組んでも、1問ごとに手が止まって時間だけが溶けていきます。

黄チャート(または基礎問題精講)を先に仕上げてから取り組みましょう。

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MARCH上位・旧帝大レベルの数学で勝負したい人

本書がカバーするのは入試の基礎〜標準の頻出テーマです。数学を得点源として難関大に挑む人には演習の上限が足りません

そのレベル帯を目指すなら、本書を挟まずに文系プラチカ・理系プラチカなどの応用演習に進む方が効率的です。

解説講義を読み飛ばしてしまう人

本書の価値は、答え合わせの先にある「解説講義」と入試で勝つためのポイント解説にあります。

「答えが合っていたから次へ」という使い方では、この本を選んだ意味の半分以上を捨てることになります。


重要事項完全習得編はこんな人におすすめ

地方国公立・関関同立・日東駒専レベルを目指す受験生

黄チャート記事でもお伝えしたとおり、このレベル帯は「標準問題を確実に解き切れるか」の勝負です。

本書で頻出テーマの実戦演習を積めば、そのまま過去問に入って戦えます。「黄チャート→本書→過去問」がこのレベル帯の最短ルートです。

網羅系を終えて過去問に挑んだが、歯が立たなかった人

「黄チャートは解けるのに過去問が解けない」のは、単元別に整理された状態でしか解法を取り出せないからです。

本書は入試頻出テーマを実戦形式で問うてくるので、「どの解法を使う場面か」を自分で判断する訓練になります。網羅系と過去問のギャップに苦しんでいる受験生にこそ使ってほしい1冊です。

受験まで時間がない高3生

288〜324ページというボリュームは、網羅系の半分以下。1〜2か月で1周できる現実的な分量です。

「基礎問題精講→本書→過去問」という時短ルートを組めば、高3夏からのスタートでも間に合わせやすくなります。

このはまる塾長
このはまる塾長

おうちの方に買ってもらう必要がある場合は、この記事をご家族の方に共有しよう。

みんなの代わりにこの参考書のよさをしっかりプレゼンします。


重要事項完全習得編の使い方・勉強法

STEP1:例題を「何も見ずに」自力で解く

各テーマの例題を、解答を隠して自力で解きます。ここでは黄チャートのときと違い、指針も見ずに解き切るのが目標です。

本書は「入試本番のシミュレーション」の位置づけです。5分考えて方針すら立たない場合のみ、解答を見て構いません。

STEP2:解説講義を熟読する(最重要)

答え合わせのあと、正解した問題も含めて解説講義を必ず読んでください

本書の解説講義には「入試ではこのテーマがこう問われる」「ここで差がつく」という実戦目線のポイントが詰まっています。ここを読み込むかどうかが、この本の効果を決めます。

このはまる塾長
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勘で正解した問題は「不正解」と同じ扱いで解説を読む。これはどの参考書でも変わらない鉄則です。

STEP3:答案のプロセスまで模範解答と照合する

答えの数値だけでなく、考え方のプロセスまで一致して初めて正解です。

特に国公立二次で記述答案を書く人は、「この一文がないと減点される」という視点で模範解答の書き方を徹底的にマネしてください。

STEP4:演習問題で仕上げる

例題で身につけた考え方を、巻内の演習問題(文系版115題・理系版117題)でテストします。

演習問題が解けないテーマ=入試で失点するテーマです。対応する例題に戻って、解法選択の理由から確認し直しましょう。

STEP5:解きなおしは1日・3日・10日・30日のサイクルで

まちがえた問題は次の日、3日後、10日後、30日後を目安に解きなおしましょう。有名な忘却曲線をもとに、わたしがお勧めしている復習のタイミングです。

本書は1〜2か月で1周できる分量なので、2周目は✓と▲の問題だけ、3周目は✓だけと絞りながら、全テーマを〇にして過去問へ進んでください。


前後の参考書ルート(パターン別)

本書を組み込んだルートの全体像です。自分のパターンで確認してください。

パターンルート
文系・じっくり型(高1〜高2)入門問題精講 → 黄チャート → 文系の数学 → 過去問
文系・時短型(高3スタート)入門問題精講 → 基礎問題精講 → 文系の数学 → 過去問
理系・じっくり型入門問題精講 → 黄チャート → 数学Ⅲ・C重要事項(+文系の数学でIA・IIB補強) → 過去問
理系・時短型入門問題精講 → 基礎問題精講 → 数学Ⅲ・C重要事項 → 過去問
共通テストのみ入門問題精講 → 黄チャート(コンパス3まで) → 共テ過去問・予想問題

ルートに登場する各参考書の詳しい使い方はこちらの記事をどうぞ。

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本書のあとは過去問一択

本書を仕上げたら、参考書は増やさず志望校の過去問演習に進んでください。

地方国公立・関関同立の下位〜中位レベルなら、ここまでのルートで合格点を狙う準備は整っています。あとは過去問で「時間配分」「出題傾向への慣れ」「捨て問の見極め」を鍛えるだけです。

このはまる塾長
このはまる塾長

「もう1冊やってから…」は不合格への遠回りです。過去問は最高の問題集。怖がらずに飛び込みましょう。


まとめ

『重要事項完全習得編』は、網羅系で貯めた解法を「入試の得点」に変換する橋渡しの1冊です。

文系は『文系の数学』、理系は『数学Ⅲ・C』。黄チャートを仕上げたら本書を1〜2か月で完成させて、自信を持って過去問に進んでください。

網羅系と過去問のあいだの「見えない溝」を埋められるかどうかが、このレベル帯の合否を分けます。正しいルートで、着実に積み上げていきましょう。

このはまる塾長
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このはまる塾長
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個別指導塾の塾長
23歳で1:1の完全個別指導塾を立ち上げました。 合計で150名以上の生徒さんを1人ずつ最初から最後まで担当させていただいた経験をもとに、みなさんに自信をもっておすすめできる参考書を紹介していきます。
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