【共通テスト 数学の良問問題集Ⅰ・A/Ⅱ・B・C】使い方や参考書ルートを塾長が徹底解説!

記述の問題は解けるのに、共通テストになると時間が足りなくて点が伸びない…

共テ対策っていつから何をやればいいの?過去問だけでいい?
共通テストの数学は、「解ける」と「時間内にマーク形式で解き切れる」がまったくの別物です。そのギャップを埋めるために作られたのが、旺文社の『大学入学共通テスト 数学の良問問題集』です。
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『数学Ⅰ・A』と『数学Ⅱ・B・C』の2冊構成で、共通テストで数学を使う受験生の演習用に設計されています。この記事では2冊まとめて、誰が使うべきか・いつ仕上げるか・前後のルートまで解説します。

この記事では、23歳で個人塾を立ち上げ、開校9年目の今では2年先まで空き待ちをしていただいているわたしが、現場のリアルな意見をもとにお伝えします!
共通テスト良問問題集のレベルと立ち位置
参考書ルートでの位置づけは共通テスト対策の演習用(基礎固めと過去問のあいだ)です。
| 項目 | 数学Ⅰ・A | 数学Ⅱ・B・C |
|---|---|---|
| 著者 | 嶋田香 | 嶋田香 |
| 問題数 | 140問 | 171問 |
| 構成 | A問題・B問題・実戦問題の3段階 | A問題・B問題・実戦問題の3段階 |
| 直前対策 | 必ず解いた方がいい問題30問 | 厳選45問 |
| ページ数 | 本冊112+別冊144 | 本冊128+別冊192 |
| 定価 | 1,320円(税込) | 1,540円(税込) |
| 発売日 | 2026年7月15日 | 2026年7月15日 |
A問題(基本確認)→B問題(典型問題)→実戦問題(共テ特有の形式)と段階的に進む構成で、「基礎はあるけど共テ形式に慣れていない」状態から、本番形式で戦える状態まで引き上げてくれます。スマホアプリ「学びの友」にも対応しています。

共テ数学の失点原因は「知識不足」より「形式への不慣れ」が圧倒的。誘導の乗り方、会話文形式の読み方は、専用の演習でしか鍛えられません。
共通テスト良問問題集が不要な人(先に確認!)
共通テストで数学を使わない私大文系
当然ですが、共テで数学を受験しないなら不要です。私大の記述・マーク対策は志望校の過去問と、記述用の演習書で進めましょう。
教科書レベルの基礎がまだ固まっていない人
共テ対策の問題集は「基礎はできている人が形式に慣れる」ためのものです。基礎が未完成のまま形式演習をしても、点数は伸びません。まず入門問題精講と網羅系で土台を作ってください。

すでに共テ模試で9割近く取れている人
形式への慣れが完成しているなら、本書を挟む必要はありません。共テ過去問・予想問題パックで本番演習を積む方が効果的です。
共通テスト良問問題集を使うべき人
国公立志望で共テの数学が合否に直結する人
国公立志望なら共テ数学は避けて通れません。とくに共テの配点比率が高い大学を受ける人は、形式演習の量がそのまま合否に響きます。
記述はできるのに共テ形式だと点が下がる人
「二次の過去問は解けるのに共テ模試で点が出ない」タイプは、誘導への乗り方と時間配分が課題です。実戦問題パートで共テ特有の出題形式を集中的に訓練できます。
共テ数学だけ使う文系(黄チャートの次の1冊として)
当サイトの黄チャート記事で「共テのみの人は黄チャートのあと共テ対策へ直行」とお伝えしました。その「共テ対策」の1冊目がまさに本書です。いきなり過去問に入るより、段階式の本書を挟む方がスムーズです。


おうちの方に買ってもらう必要がある場合は、この記事をご家族の方に共有しよう。
みんなの代わりにこの参考書のよさをしっかりプレゼンします。
共通テスト良問問題集の使い方・仕上げる時期
仕上げる時期の目安
| 時期 | やること |
|---|---|
| 〜高3夏休み | 網羅系(黄チャートなど)で基礎固め |
| 高3の9月〜11月 | 本書1周目(A問題→B問題→実戦問題) |
| 12月〜 | 共テ過去問・予想問題パックへ移行 |
| 直前期 | 「必ず解いた方がいい問題」(IA30問・IIBC45問)で最終確認 |
12月からは本番形式の過去問・予想問題に軸足を移したいので、本書は11月末までに仕上げるのが理想です。
STEP1:A問題で基礎の抜けをチェックする
A問題でつまずいた単元は基礎の穴です。網羅系の該当単元に戻って埋めてから先に進みましょう。ここで見つかる穴は、本番で見つかるより何倍もマシです。
STEP2:B問題で典型パターンを固める
B問題は共テで繰り返し問われる典型問題です。「見た瞬間に方針が立つ」状態まで仕上げてください。共テは時間との勝負。考え込む時間を減らすことが得点力になります。
STEP3:実戦問題は必ず時間を計って解く
実戦問題は必ず時間を計測してください。共テ特有の誘導形式・会話文形式は、時間プレッシャーの中で解いて初めて訓練になります。
解き終わったら「誘導のどこで詰まったか」を振り返りましょう。誘導に乗れなかった問題こそ、本書で一番成長できるポイントです。
STEP4:解きなおしは1日・3日・10日・30日のサイクルで
まちがえた問題は次の日、3日後、10日後、30日後を目安に解きなおしましょう。有名な忘却曲線をもとに、わたしがお勧めしている復習のタイミングです。

アプリ「学びの友」対応なので、通学時間のスキマ復習にも使えます。共テ対策は「毎日ちょっとずつ形式に触れる」が効きますよ。
前後の参考書ルート(パターン別)
| パターン | ルート |
|---|---|
| 文系・共テのみ | 入門問題精講 → 黄チャート → 本書 → 共テ過去問 |
| 文系・国公立(二次も数学) | 黄チャート → 文系の数学 → 本書と過去問を並行 |
| 理系・国公立 | 黄チャート → 数学の良問問題集(または数Ⅲ・C重要事項)→ 本書と過去問を並行 |
二次でも数学を使う人は、秋までは記述演習を優先し、本書は9月以降に並行スタートがおすすめです。記述力があれば共テ対策は短期間で仕上がりますが、逆は成り立ちません。
ルートに登場する参考書の詳しい使い方はこちら。



まとめ
『共通テスト 数学の良問問題集』は、「解ける」を「共テ本番で点になる」に変えるための2冊です。
9月〜11月でA問題・B問題・実戦問題を仕上げ、12月から過去問・予想問題へ。直前期は厳選問題(IA30問・IIBC45問)で総チェック。この流れで共テ数学を得点源に変えていきましょう。

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