理系脳を育てる知育おもちゃ11選を2児のパパ兼現役塾長がプレゼンします
これはLaQというおもちゃで5歳の息子が苦難の末にやっと完成させた作品です。もちろん説明書などを見たりしていますが、おとなでも構造がよくわからない難しい作品もあります。
LaQは空間把握能力や創造力、問題解決能力や集中力といったいろんな力を育ててくれる最高のおもちゃだと思います。
これをきっかけに理系脳を育てるおもちゃに興味を持った私は、あれこれといろんなおもちゃを買っては息子や娘といっしょに遊ぶようになりました。
私も楽しんでいるというのがポイントです。
なんなら「パパ、ごはんできたっていってるでしょ」と3歳の娘に怒られます。
そこでこの記事では、理系出身のパパ兼現役塾長である私が、ご家族みなさんで楽しめる理系脳を育てるおもちゃを紹介していきます。
- 3歳の娘と5歳の息子のパパ
- 中学・高校で学年1位の生徒さんを輩出
- 早稲田大学の現役合格をサポート
- 市街地から車で30分の片田舎ながら2年先まで入塾待ち
LaQ
冒頭で紹介したブロックおもちゃの一種です。
息子は3歳から始めて6歳になった今でも毎日遊んでます。
朝ひとりで起きて、何してるのかなと思ったらLaQしてます。
同じブロックおもちゃとして有名なLEGO(レゴ)は上に上に重ねていくのが基本なのに対して、こちらのLaQは上下左右さまざまな方向につなげられる自由度の高さが特徴です。
対象年齢は5歳以上となっていますが、誤飲の心配がなくなってきたら、難易度的には3歳や4歳でも十分チャレンジできます。
まずは平面の作品でLaQの作り方に慣れたら、徐々に立体的な作品にチャレンジしてみましょう。
セット商品には作品を作るための説明書がついてくるので、個別でパーツを買うよりもおすすめです。
個人ブログでもポケモンなどのキャラクターの作り方を紹介してくれる人がたくさんいるので、飽きることなく長期間遊ぶことができます。
息子が師匠と仰ぐぷりまつさんのブログではポケモンの作り方を紹介してくれています。
もうすぐ4歳の娘は四角い箱を作って「おべんと箱!」と嬉しそうに見せてくれます。
LaQ歴3年の息子は、500パーツくらいの大きな作品を作ったり、自分で考えた作品を作ることもできるようになってきました。
小学校低学年くらいまでは十分遊べる奥深さがあるので、ブロックおもちゃの中でも特におすすめできるものになっています。
MAGTRE(マグトレ)
よくある立体パズルですが、磁石でくっつくのが特徴で、いろいろな方向に回してもパーツがバラバラになることがありません。
53種類の問題カードがセットになっているので、指定されたパーツを使ってお題となる立体を作るのが基本の遊び方です。
パーツ3つのかんたんな問題からすべてのパーツを使った難しい問題までバリエーションがあるので、お子さまだけでなく家族全員で遊べます。
「このパーツはここには使えないから、こっちのパーツを使うのは確定で、、、」のように、プログラミングや数学的思考に必要な論理的思考力が鍛えられます。
わが家では3×3×3の立方体2つがセットになったものを買いました。
何歳になってもたまに遊びたくなる独特の面白さがあります。
問題カードを使って遊ぶこともできますし、3歳の娘は「おうち」「ふね」など自分で考えて自由に遊んでいます。
磁石がくっつくときの「カチッ」という音が心地いいです。
コリドール
7×7マスの正方形の盤の端にネズミのコマを配置し、向こう側にあるチーズを先に食べることができれば勝利です。
2人~4人まで遊ぶことができるので、家族みんなで勝負することができます。
プレイヤーは2つの選択肢があり、どちらか1つを選択して順番にターンが回っていきます。
- ネズミを前後左右のどこかに1マス進める
- 2マス分の長さがあるフェンスでじゃまをする
このじゃまこそがこのゲームの本質で、いかに自分に有利かつ相手に不利なフェンスの使い方ができるかが勝敗に大きく影響します。
片方が有利に見えた盤面も、フェンス1枚で一気に逆転することもあって最後まで油断できません。
ルールがシンプルであるにもかかわらず意外と戦略性があります。
先を見通す力がつくので思考力のトレーニングにもぴったりです。
3歳の娘はフェンスでじゃまをすると怒るので、さながら国際映画祭のレッドカーペットのようにネズミの通る道を作って接待コリドールをしますが、5歳の息子には全力でやってもふつうに負かされます。
オリジナル版はネズミではなく、テレビで見る「男性A」みたいな味気ないコマなのでこのポップなネズミのものを購入しました。
少々値段は高いですが、何歳になっても遊べるので気に入っています。
息子がおっさんになってもいっしょにやります。
まだ小さい娘はフェンスでネズミのおうちをつくって遊んでいます。
ウボンゴ
わが家ではポケモン版を楽しんでいるのでそちらをベースに紹介します。
5歳の息子は1人でウボンゴトレーニングモードをやって鍛錬を怠りません。
ポケモン版ウボンゴでは8ピースのパーツを自由に組み合わせて、与えられたカードのマスをぴったり埋める勝負をします。
問題が解けたら「ウボンゴ!」と言いながら問題カードの山から次の問題を取り、どれだけのカードがゲットできるかを競います。
カードの表裏で難易度が分かれているのと、おなじ問題でも3通りの正解パターンがあるので、思ったよりもやり込み要素があります。
3マス分で使いやすいメタモンのピースは使っても使わなくても正解できるので、大人と子どもで勝負するときも上手にハンデを設定することができます。
オリジナル版はピースが12個に増え、サイコロを振って指定されたピースで作らないといけなかったりと問題の難易度も上がるので、まずはポケモン版でお試しをしてみて、みんなが気に入ったらオリジナル版に挑戦するといいと思います。
ニューブロック
保育園や幼稚園などでも見ることが多いと思います。
大きく柔らかい素材のプラスチックでできているので、2歳や3歳の小さいお子さまでも安心して遊べます。
かんたんにはめやすいけど崩れたりはしない絶妙な強度になっているのでブロック遊びデビューに最適です。
わが家では長男くんが2歳のときにプレゼントでもらったプーさんのお試しボトルをきっかけに大きなセットを購入しました。
平面も立体も再現できて自由度が高く、2歳~小学校低学年くらいまで遊べてコスパがいいです。
5歳の長男くんは沖縄にいきたいという希望を具現化した飛行機を、3歳の長女は赤い屋根の大きなおうちに飽きたシルバニアファミリーたちの別荘を作ってあげています。
そこそこのボリュームのセットになるとケースがついてきますがかさばるので、まずお試しをするならこれくらいの大きさから始めてみることをおすすめします。
うちでは継ぎ足し継ぎ足しでパーツが増えたので、無印良品で頑丈なボックスを買ってすべてそこへ入れました。
プラレール
言わずと知れた電車おもちゃの王道です。
- 直線
- カーブ
- 分岐
といった基本的なパーツを組み合わせて自由に線路を組み立てていきます。
- 橋脚・坂レール
- Uターンレール
- まがレール
といったパーツを追加するとレイアウトの幅がグッと広がります。
やはり男の子は乗りものがすきな子が多いようで、うちの子も例にもれず部屋いっぱいに線路を敷き詰めて電車を走らせては地面に顔をこすりつけていつまでもジーっと見てました。
- 電車を2台走らせ、分岐を上手に切り替えて追いかけっこ
- 線路の特定の場所にお宝を置いて、そこに行くにはどうすればいいかを考えるゲーム
- 目をつむり、音だけで目の前の通過する電車をつかめるかチャレンジ
などをオリジナルで考えていっしょに遊んでいます。
プラレールデビューには、電車も含めて必要なパーツがすべてそろったこちらのセットがおすすめです。
追加パーツを単品で購入できるので、お子さまの反応をみて買い足しができるのもグッドです。
55将棋
通常の将棋は20枚の駒を9×9マスの盤を使って勝負しますが、55将棋では最小6枚の駒で5×5マスの小さいサイズで将棋を手軽に楽しめます。
藤井聡太さんの対局をニュースなどで見ていると、何時間もジーっと集中している様子が印象的かと思いますが、この55将棋では10~15分ととても短い時間でサクッと将棋ができます。
これがいいんです。子どもたちの集中力はそんなに長く続かないので、これくらいでパパっと終わるのがベスト。
駒の動かし方の説明書もちゃんと入っているので、将棋をやったことがないおうちの方もお子さまもみんなで楽しめます。
説明書を見ながら作戦を立てている姿がかわいいです。
手軽に楽しめますが、本格的な要素はしっかりと残していて、正式な将棋のように「成り」や「二歩禁止」のルールもあります。
基本の組み方から発展させて自分で自由に配置を決めるルールもあるので、将棋デビューだけでなく本格的な対局まで長く楽しめます。
ちょうどいい塩梅で手加減しているつもりが、不意の一手で負けることもあるのであなどれません。
ラッシュアワー
お題カードに従って車を配置し、前後にしか進めない車を動かして赤い車を脱出させるゲームです。
車が4~6台の易しい問題から、ほぼパンパンの絶望的な問題まで4段階40問の問題に分かれているので、年齢上限なくだれでも楽しめます。
公式的には8歳~となっていますが、易しい問題であれば5歳くらいのお子さんでも十分チャレンジできます。
「この車がジャマってことは、こっちの車があっちにいってほしい、ということは、、、」のように論理的に考える力が養われるだけでなく、プログラミング的思考のために重要なトライ&エラーの姿勢がみにつきます。
3歳の娘はお手本通りに車を並べる練習をしてます。
それを5歳の息子が解く共同作業です。
道路の下にカードを収納する場所があるのと、一式すべてを入れることができる袋もセットでついてくるので収納問題も解決です。
最難関の問題は手数が30~40になるものもあり、むしろ大人がむきになってやってしまうゲームです。
全問題がコンプリートできたら問題だけを追加で購入することもできます。
もしくはもっと簡単な問題から始められるジュニア版もあります。
ブロックス
こどもたちも好きですが、妻がいちばん気に入っているのがこのゲームです。
22時や23時に仕事が終わって帰宅すると、ダイニングテーブルの明かりをつけて妻が待ってます。
よし、やるか。
いわゆる陣取りゲームで、20×20マスのボードにさまざまな形をした21個のピースをどんどん置いていきます。
だれも置けなくなるまでピースを置いていき、最後に残ったピースのマスがいちばん少ない人の勝利です。
4色のピースがあるので最大4人で遊ぶことができます。
2色ずつを持ちピースにして2人でも対戦できます。
必ず自分のピースの角がつながった状態でなければならず、逆に辺がくっつくのはNGです。
- 相手のじゃまをしやすいピース
- 角がたくさんあって次の展開がつくりやすいピース
- 小さく小回りがきくピース
21個のピースは形や大きさ、使い道がさまざまななので、どれをいつ使うか、戦略が重要なポイントになってきます。
1試合20~30分くらいで終わるので、家族みんなで気軽に楽しめます。
小さなおこさんと勝負するときは、おとなは使いにくい大きなピース、お子さんは使いやすい小さいピースにするなどしてハンデを設定するといいと思います。
年末年始など、みんなが集まる場所でもワイワイできておすすめです。
3歳の娘とはびっしり敷き詰める遊びをしています。
ナインタイル
ウラオモテにポケモンが描かれた9枚のタイルを使って、お手本通りにタイルを並べるパズルゲームです。
タイルは4色あるので1~4人で楽しめます。
ポケモンは6種類だけですが、ウラオモテに同じポケモンが描かれているわけではないので、なかなかお目当ての組み合わせが見つかりません。
あと1匹でそろうのに、ここをそろえようと思ったら今度はこっちがそろわない、、あーどんどん崩れてく、、、
このもどかしさがやみつきになるゲームです。
なにより絵がかわいいので子どもたちも楽しそうに遊んでくれますし、小さいお子さまは「上の6枚だけそろったらOK」のようにハンデを設定すれば家族みんなでワイワイ盛り上がれます。
お子さんはお手本カードを正面から、おとなは反対から見ないといけないルールにすると絶妙なハンデになります。
ゴブレットゲーム
いわゆる3目並べのゲームで、3×3のマスにゴブレットを置いていき、先にたて・よこ・ななめのいずれかをそろえたほうが勝ちになる2人用のボードゲームです。
それだけだとなんの変哲もないただの3目並べになってしまうので、ちゃんと仕掛けが用意されています。
ゴブレットは大・中・小の3つの大きさがあり、大きなゴブレットは小さなゴブレットの上に被せることができます。
自分や相手のゴブレットに被せることもできるのでピンチから一気に逆転することも可能です。
また、すでに置いてある自分のゴブレットを移動させることもできるので、相手が残しているコマや盤面を見て臨機応変に作戦を変えられるのもポイントです。
動かしたはいいけど、下から相手のゴブレットが出てきて「うわ、忘れてた、、」となることもよくあります。
この最後まで気を抜けないドキドキ感がおもしろいんです。
ただ、やっていくと分かりますが、
「初手にまんなかにデカいゴブレット」
これをされると相当きついです。
公平にプレーするためには、
- 初手にまんなかに置くなら小か中のゴブレット
- 大ゴブレットは他のゴブレットに被せる形でしか使えない
など独自のルールを設定したほうがより楽しめると思います。
個人的になおすすめは4×4マスの勝負です。
3×3とちがってドまんなかのマスがないので、比較的平等に勝負ができますし、戦略の幅もグッと広がります。
まとめ
知育おもちゃは創造力や知性を育むだけでなく、探求心や向上心を育む効果もあると思っています。
お子さんたちが「できた!」「わかった!」という経験を通して新しいことを学んだり、今までできなかったことができるようになっていく過程を楽しんでほしいと思います。
みなさんのお子さんにあったおもちゃが見つかれば幸いです。