【現役塾長直伝】中学国語の入試対策はこの参考書セットでバッチリ!|偏差値別に3パターンご紹介
お子さまの受験勉強について、このようなお悩みをお持ちではありませんか?
いろんな参考書があって、どれがウチの子にあっているのか分からない。。
成績を上げてあげたいけど、できるだけコストも抑えたい。
参考書はほんとうに山ほどあるので、いくつもおすすめしてしまうと逆にみなさんを混乱させてしまいます。
そこでこの記事では
- 志望校レベル
- 取り組むタイミング
これらに応じて3つのレベルに分けてあえてそれぞれ1つの参考書セットとスケジュールだけを紹介しています。
お子さまの学力や目標に合った最適な参考書セットを見つけてください。
23歳で個人塾を立ち上げ、開校7年目の今では2年先まで空き待ちをしていただいているわたしが、現場のリアルな意見をもとにお伝えします!
すべてのレベルの生徒さんにおすすめできる1つのサービス
スタディサプリ
何度でも解説をしてくれる専属のプロ講師陣といっしょに受験を乗り切ろう。
テキストではありませんが、個人的には独学に必須のサービスです。
塾にスタディサプリを導入して3年目になりますが、現場で50名以上の生徒さんの成績アップをリアルに体験したからこそおすすめできます。
うちの子、どうやって文章を読んだらいいかわかっていないみたい、、
国語は定期テストとはまったくちがう対策をしないといけない教科です。定期テストは何度も読んだ文章の再確認をするのに対して、入試では初見の文章の要点をつかみながらテンポよく解きすすめる力が必要になります。
また、数学のように公式があるわけではないので、雰囲気で解いてしまっている生徒さんがとても多い点も対策の難しさの要因です。
さあ、受験勉強スタート!!
でも初見の文章の読解をする練習なんてしたことない。。
このような状況を解決するには、学年に関係なくいろいろな文章に触れることができる環境が必要です。
独学での勉強で効果を高めるために必須の要素は4つあります。
- 必ず人が説明してくれる
- 問題演習でアウトプットができる
- まちがえた問題の復習の自動化
- 次に取り組むべき勉強のスケジュール管理
これらを解決してくれるのがスタディサプリです。
- プロ講師の授業をスマホやタブレットでいつでも何度でも視聴可能
- 解説後の確認問題で理解度のチェック
- ミッション機能で今やるべき学習がわかる
スタサプを使った学習サイクルを習慣化できた当塾の生徒さんは例外なく成績が上がっています。
わたしの塾では
- スタディサプリで予習
- 学校での学習
- 塾の対面授業で復習
というサイクルで勉強をしてもらっています。
- 理科+30点(入塾2か月)
- 数学+41点(入塾3か月)
- 国語+19点(入塾3か月)
- 社会+33点(入塾1年2か月)
これは当塾がスタサプを導入したあとの成績アップの一例です。
学習時間もこれだけ増えています。
学年 | 継続年数 | 視聴講義数 | 動画視聴時間 | 確認テスト完了数 |
高3 | 2年6か月 | 895講座 | 180時間 | 1267問 |
高2 | 2年3か月 | 520講座 | 146時間 | 1785問 |
高1 | 2年6か月 | 1185講座 | 145時間 | 1522問 |
中3 | 2年2か月 | 1141講座 | 121時間 | 1268問 |
中3 | 1年4ヶ月 | 650講座 | 65時間 | 1455問 |
中2 | 2年3か月 | 783講座 | 62時間 | 865問 |
中1 | 4か月 | 179講座 | 18時間 | 208問 |
学年をまたいでどんな講義も見放題なので、
応用の講座を使って読解のポイントをマスターしよう!
来週学校で実力テストがあるから文法の復習しよう!
このように目的に合わせて活用すればこれ以上ない受験勉強のパートナーになってくれます。
もどり学習で苦手を克服したら受験対策実践でさらに実力を伸ばしましょう。
受験対策講座は公立入試に特化した演習問題+解説動画が5教科すべて用意されている充実ぶりです。
教科 | 受験対策 | 中1・2総復習講座 |
国語 | 34講座 | 6講座 |
数学 | 56講座 | 13講座 |
社会 | 30講座 | 地理7講座/歴史16講座 |
英語 | 60講座 | 26講座 |
理科 | 30講座 | 28講座 |
国語の受験対策課題は1講座30~60分の大ボリュームの解説動画でフォローしてくれます。
問題レベル別にStepを分けてくれているので、自分の志望校にあったレベルの演習をすることができます。
易度 | 偏差値の目安 |
Step1 | ~偏差値50 |
Step2 | 偏差値50~65 |
Step3 | 偏差値65~トップレベル |
志望校レベルに合わせた演習をすることで、自分はこれくらいの問題まで解けないといけないんだなという自分なりのものさしができます。
このものさしがあることで、他の参考書でも自分のレベルに合った適切な問題を選ぶことができるようになり、失敗しない効率的な学習が可能になります。
国語についてはPDFデータがダウンロードできるので、印刷して書きこみながら学習ができます。
特に受験レベルであればプロ講師の解説は必須だと思います。
【毎日の習慣】
学校の復習・先どり学習
【定期テスト対策】
スタサプの講義で要点をチェックしてから学校のワークに挑戦
【受験対策】
夏休み~入試までの期間は受験対策実践の講座にチャレンジ
と1年を通して活用の機会があります。
完全な独学が不安であれば専属の先生がついてくれる個別指導コースもあります。
スタサプを使い倒して最高効率で受験勉強を進めていきましょう。
詳細はこちらにすべてまとめてあります。
※クリックすると公式サイトへ飛びます
※無料体験のみの利用も可能
- 無料期間が終了すると自動的に有料会員に移行します
- 無料期間中に利用停止すれば料金は一切発生しません
- クレジットカード決済のみ対象です
みなさんが使っている教科書に完全に対応していないこともありますが、共通版の講義に収録されている作品もあります。
個人的には国語に関しては定期テストに特化した利用よりも、応用講座を使って中1や中2の早い段階から初見の文章を読む練習をしておく使い方がおすすめです。
【志望校レベル】偏差値50まで
通年用【志望校レベル】偏差値50まで
パーフェクトコース参考書 わかるをつくる中学国語
専用の問題集と合わせてインプットとアウトプットを並行して行おう。
教科書以外の論説文・小説・古典の読み方をちゃんと勉強したことがない、、、
文法や漢字はそれぞれ別のワークしか持っていないから調べるべるのがめんどう、、、
そんなときはこれを1冊用意しましょう。ハイレベル参考書の位置づけになっていることが多いですが、どの生徒さんもこの1冊だけでカバーできる内容になっています。
国語は5教科でいちばん対策がいい加減になりやすい教科です。
理由は明白で、ある程度のレベルまでは雰囲気で点数が取れてしまい、他の教科の勉強を優先してしまうからです。
しかし、平均点以上をねらっていくとなると雰囲気読みでは限界が来ます。
感覚の教科だと思われがちな国語にも、ちゃんと答えを導くためのプロセスがあるからです。それを知らずして高得点は取れません。
加えて、定期テストで文章を読んだ経験がまったくと言っていいほど役に立たない点も入試国語の対策の難しさの1つです。
・定期テスト
1つの文章を何度も読んで細かいところまで読み解く精読がベース
・入試国語
初めての文章をその場で読む即興の力を試す速読がベース
他の教科の定期テストが入試対策を兼ねているのに対して、国語に関してはメインとなる読解については別で対策をしていかないといけません。
そこでこの参考書の登場です。これでもかというくらい詳しい説明と、豊富な図解・イラストによって、活きた国語の実力をつけるサポートをしてくれます。
漢字はこのテキストで、文法はこれ。
読解はどれを参考にしたらいいの?
こういったことをいちいち自分で用意したり調べたりするにはあまりにも時間がかかりすぎます。この参考書はこれらのめんどくさい作業をすべてやって、なおかつとても分かりやすくまとめてくれている優しいやつなんです。
- 学年をまたいで説明文・小説や随筆・古文や漢文・漢字や文法の4分野をすべてまとめてくれている
- 理解を助ける図やイラストが豊富で1冊で勉強が完結する
- 教科書にはない「初見の文章を読む」ことに特化したコンテンツ
とりあえず困ったらこの参考書を見ればいい!
こう思わせてくれるだけでもこの参考書の価値は十分にあります。
必要なものをすべてつめこんだ結果、560ページの大ボリュームになってお値段も少し張りますが、これ1冊さえ用意すれば受験までずっと使えます。
取り組むときは専用の問題集を使って学んだことをアウトプットする練習をセットで行うことを忘れずに!
国語はなにかと後回しにされがちな教科です。
しかし、大学入試などが教科に関係なく読解力や思考力を重視している現状を踏まえると、すべての土台となる国語の重要性は今後ますます高まってくると思います。
高校入試 でる順ターゲット 中学漢字・語句・文法1500
すきま時間の積み重ねが勝敗を分ける。
国語は読解がメインではありますが、文法や漢字などの語彙問題を合計すると実はいちばん配点が高いなんてこともよく起こります。
語彙・文法 | 説明文 | 小説 | 古文 | 作文 |
36% | 16% | 16% | 16% | 16% |
本来は説明文・小説・作文はそれぞれ全体の20%前後を占めますが、そのうち1~2問が文法問題なので、実際の読解問題だけをみるとこのような配点になります。
語彙・文法だけで実に全体の40%近くあります。お住いの都道府県によって配点は異なりますが、おおよそ30~40%くらいになると思います。
入試国語は最終的には読解で差がつきますが、それは語彙・文法ができている前提です。
ここをいい加減に扱っていては、国語の点数はいつまでも伸びません。
毎日の習慣のパワーを使って語彙・文法の強化を1日でも早くスタートしましょう。
- 電車にのっているとき
- 寝る前の10分間
- スマホを見ている5分をこの単語帳に置き換える
毎日の中にある小さな時間を積み上げてください。どんな生徒さんでも最低20分は毎日時間を作れると思います。1年続ければ120時間。差がつくのは言うまでもありません。
また、単語帳としての機能が高い点を評価してこの参考書を選んでいます。
- 全国の入試問題からでる順でテーマを精選
- 赤シートで気軽に取り組める「基本用語をチェック」「穴埋めでチェック」の2段階構成
- 3択問題が解ける公式無料アプリ
継続のコツは決まった時間・イベントとセットにして強制的にやる環境にすることです。
- 出かけるときは常にカバンにいれておいて、スマホを触りたくなったらその前にターゲットを1ページやる
- 夜ご飯やお風呂、はみがきなどの生活習慣の前後の5分間
- 寝る前は枕元において10分だけ読む
このように自分なりのルールを徹底しましょう。習慣は意識では作れません。やらざるを得ない条件や環境を作って単語帳を使いこなしましょう。
高校生になるとこういった単語帳を使う生徒さんが増えますが、個人的には中学生ももっと積極的に使うべきだと思います。
スマホとの距離をうまく取れないお子さんも多いと思うので「スマホを触りたくなったらまず単語帳をやる」というルールは特に重要だと思います。
春休み【志望校レベル】偏差値50まで
ホントにわかる中1・2年の総復習
苦手に寄り添う、易しくて優しい問題集。
受験勉強を始めるための準備として1冊目に取り組みたい入門書です。
この参考書を選んだ決定的なポイントは動画解説です。
いまどき動画解説はそこまで珍しくないのでは?
と思った方もいるかもしれません。
しかし、よくある問題集では例題の解説動画しか用意されていないケースがほとんど。
このテキストは演習問題まですべてに解説動画があり、国語に抵抗がある生徒さんを徹底的にサポートしてくれます。
国語が苦手な生徒さんの挫折ポイントは以下の2点だと思っています。
- 漢字や文法などの暗記部分を放置してしまっていた
- 読解の手順やコツをちゃんと習ったことがないからわからない
この2つを解決してくれるのがこの問題集です。
- イラスト付きの見やすいレイアウト
- 大きいフォントと広い行間で圧迫感がない
- 適度な問題数でさいごまでやりきれる
- 答え合わせがしやすい縮版の解答冊子
- 例題だけでなく演習問題にも解説動画
学校のワークはあくまでも教科書の内容理解にフォーカスしており、入試で使える実践力とは目的がまったくちがいます。
しかし、この問題集は受験で使える実践力を養うための基礎問題だけを集めてくれているので、お子さまも自信をつけながら学習を進めることができます。
ちょうど春休みの限られた期間でやりきれるボリュームなのが嬉しいですね。
夏休み
ホントにわかる中学3年間の総復習
名前どおりの問題集。やればきっと「わかる!」が増える。
ホントにわかる中1・2年の総復習と同じシリーズで、中3の内容まで含まれています。
こちらも演習問題まで動画がついているフォローの手厚さは同じです。
特徴は中1・2年の総復習とまったく同じなので、苦手の克服と基礎の完成には最適な1冊です。
中3後半に学習する内容も含まれているので夏休みにすべてやりきる必要はありません。
夏休みのあいだに、中1~中3の1学期までの内容をかんぺきにマスターしましょう。
基礎から確認したい単元が出てきたらスタディサプリやパーフェクトコース参考書を活用しましょう。
並行してスタサプの受験対策実践Step1までやれば完璧です。
9月~12月【志望校レベル】偏差値50まで
高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集
定期テストレベルから入試基礎レベルまで国語力を昇華しよう!
基礎をある程度マスターしてから挑戦したい1冊です。
全国の公立高校入試の配点データを分析し、入試問題のボリュームゾーンとなる中レベルの問題を解くことに特化した問題集です。
基礎~応用問題が幅広く収録されている問題集は網羅性が高くコスパがいいですが、どの問題を解けばいいのかを生徒さんが自分で考えないといけません。
一方でこの問題集では標準レベル問題だけを集めてくれています。
この問題は簡単そうだからやらなくても大丈夫かな?
これはちょっと難しいけど、このレベルまで解ける必要があるのかな?
といった勉強の本質とずれたところで迷うもったいない時間をなくしてくれます。
ひたすら問題を解くことに集中させてくれるだけでもこのテキストのメリットは十分大きいと言えるでしょう。
内容としては要点まとめと過去問演習の2ステップで、基礎の確認と実践演習をセットで進めていきます。
- 言葉・・・・・9講座
- 読解・・・・・14講座
- 古典・・・・・6講座
- 話す聞く・・・1講座
- 資料(作文)・・1講座
これらをたった1冊でバランスよく対策することができます。
このレベルまでかんぺきに身につけることができれば偏差値50までの学校の合格は十分可能です。
逆に解き進めてみてわからないことが多いなと感じたら、パーフェクトコース参考書やスタディサプリで基礎の復習をしましょう。
注意点として1点、練習問題には目標時間がついていますが、理想的な解答時間よりやや長いことが多いです。
国語が得意な人は目標時間の半分、苦手な人でもマイナス5分くらいで解くことを目標にしましょう。
得意な教科や単元はスタサプの受験対策実践Step2まで合わせてやれば完璧です。
シリーズのひとつに5教科の模試が3回分できるきちんとこれだけ公立高校入試対策問題集がありますが、基礎〜入試標準の力をつけたあとは過去問演習をした方がいいと思うのでこちらは不要だと思います。
年明け~入試本番【志望校レベル】偏差値50まで
公立高校入試過去問題集+予想問題
全国のライバルが手に取れる模試ではなく、お住まいの都道府県や志望子の名前が入ったテキストを!
今まで培ってきた力を使って過去問に挑戦しましょう。
冬になると模試形式の問題集が書店でもたくさん販売されますが、個人的には「〇〇県」のような県名を冠した過去問+予想問題演習が最適解だと思います。
私立なら学校ごとに、公立でも都道府県ごとに問題の形式や傾向がちがうからです。
直前期は在庫がなくなってしまう可能性もあるので、早いうちから購入しておくことをおすすめします。
過去問は解説がやや不足することも多いので、過去問演習で見つかった苦手は今まで使っていたテキストに戻って復習してください。
過去問や予想問題がただの点数確認のツールにならないように、他のテキストで復習したら必ず解きなおしでリトライしましょう。
受験の半年前となる9月ごろには最新の過去問題集が発売されていると思います。
予想問題はネット販売されないケースもあるので、年明け以降に書店で探していただいたほうがいいかもしれません。
【志望校レベル】偏差値50~65
通年用【志望校レベル】偏差値50~65
パーフェクトコース参考書 わかるをつくる中学国語
国語の勉強に必要なすべてをつめこんだ充実の1冊。
詳細はこちらに書きました。
国語は他教科に比べると学年間の学習内容にあまり差がありません。いつからでも入試対策が始めやすい教科なので、1日でも早く勉強をスタートしましょう。
体系立てて勉強する生徒さんが少ないのが国語。そのぶんちゃんとした勉強をしておくメリットが大きいと言えます。
高校入試 でる順ターゲット 中学漢字・語句・文法1500
もったいないすきま時間を勉強時間に変えよう。
詳細はこちらに書きました。
毎日20分でいいのですきま時間をこの単語帳に置き換えましょう。この小さな努力は1年で120時間にまで膨れ上がります。
定期的に復習する環境とルールを整えれば暗記力がグッと上がります。
すべての教科に単語帳が必要なわけではありません。
- 英単語
おすすめの参考書はこちら - 社会用語集
おすすめの参考書はこちら - 漢字・文法
この3つで十分です。毎日持ち歩いてボロボロになるまで使い込みましょう。
春休み【志望校レベル】偏差値50~65
10日間完成 中1・2の総復習
コンパクトだけど充実の1冊。
短期間で中1・2の基礎~標準レベルの確認ができる問題集です。
テキストは別冊の解答も含めてカラーで見やすく、独学でも取り組みやすい構成になっています。
- 基礎の確認
- 実力完成テスト
2つのステップで段階的に各単元をチェックできます。
1日1単元ずつ終わらせることで10日+総復習テスト2回のおよそ2週間ですべて完成するという分かりやすいスケジュールで進めることができるので、挫折を生みにくいのが最大のメリットだと思います。
でる順ターゲット 中学漢字・語句・文法1500でおつたえしたように、入試国語の30%以上が漢字や文法などの語彙になることも。このテキストはこういった語彙問題に6回分もページを割いてくれています。
忘れていることが多すぎて前に進めない、、、
そんなときは焦らずパーフェクトコース参考書やスタディサプリで基礎の復習をしましょう。
語彙・文法の基礎+読解の入門という、この時期にぴったりな問題選びをしてくれています。
夏休み~12月【志望校レベル】偏差値50~65
高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集
定期テストレベルから入試基礎レベルまで英語力を昇華しよう!
詳細はこちらにまとめています。
全国の公立高校入試の配点データを分析し、入試問題のボリュームゾーンとなる標準レベルの問題を中心に集めてくれています。
入試基礎マスターのための登竜門ともいえる1冊です。
基礎が身についたらスタサプの受験対策実践Step2も並行してやれば完璧です。
高校入試の最重要問題
正答率80%の力をこの段階でつけてしまおう。
高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集と並行して、演習量を確保するために使いたい1冊です。
全国の入試問題を研究し、入試に出る順にして集めてくれています。
基礎レベル問題で苦手の洗い出し
本番レベルの問題で実践練習
このように基礎レベルで苦手がないかをあらかじめ確認することができます。
実践トレーニングについては、正答率が書いてあったり重要問題を示す「お急ぎ」タグがそれぞれの問題についています。
独学において最大の敵はスケジュール管理です。
1人1人に合ったレベルや量を生徒さんが自分で考えながら解くのは想像以上にエネルギーが必要です。
このテキストでは正答率タグや「お急ぎ」タグによって問題の難易度がわかるようになっていて、解くべき問題の選定ハードルがぐっと下がります。
わたしのテキスト選びは、いかに問題演習以外のことに頭のリソースを割かなくていいかを最重要視しています。
その点でこのテキストはどのレベルの生徒さんにもおすすめできる1冊です。
正答率の高い問題でまずは平均点を目指そう!
国語は得意だから正答率の低い問題に挑戦してレベルアップしたい!
このように自分にあったテキストの使い方をしましょう。
さいごには2回分の模試がついています。
内容は基礎〜応用まで本番の入試と似たような構成になっていますが、公立入試の傾向は都道府県によって変わるので実践演習は過去問でやりましょう。
この模試はその前段階の苦手の洗い出しとして活用するといいと思います。
パッと問題を見てなんとなく正答率を予想する力はとても大切。
志望校合格のために正解すべき問題とそうでない問題を判断する力がつくからです。
9月~12月【志望校レベル】偏差値50~65
高校入試解き方が身につく問題集
本番で80%以上を狙っていきたいなら、ここまでぜひ取り組んでおきましょう。
- 文法
動詞の活用、助詞の識別、品詞の識別 - 論説文・小説
内容把握、記述問題、文章構成 - 古典
内容把握、主語の指摘、指示語の問題
これらは「ここから高得点を目指して得点アップしていこう!」という受験生の前に立ちはだかる強敵たちです。
これらの一筋縄ではいかない難しい問題を解くときの最初のアプローチや考え方のエッセンスを詰めこんだのがこの問題集。
一般的な問題集の答えには、「確かに言われてみれば理解できるけど、そもそもなんでそうやって考えようと思ったの?」と思うような解説も見受けられます。
この参考書ではそういった「そもそもなぜそこに注目しようと思ったのか」のポイントに焦点を当てて、詳しく例題で説明をしてくれます。
例題を使ったポイント解説の次に解き方チェック問題という類題演習があり、同じようなテクニックを使って解ける実践問題を解く流れになっています。
長年指導してきて感じる伸び悩みポイントをこのテキストで克服してください。
- 文法
正解の選択肢だけでなく、他の選択肢についても活用の種類やことばの意味をすべて確認するクセつけましょう。
例えば、助動詞「れる」「られる」には受け身・可能・自発・尊敬の4つの意味があります。この中から受け身を選ぶ問題だったとしても、「じゃあ他の選択肢はどれに当たるんだ?」をいつも考えてください。 - 論説文・小説
記述問題はたとえ分からなくても何か書きましょう。白紙はなおさらNGです。
理由は2つあります。
(1)語数指定の80%以上書いていないと採点対象外
(2)答えを見るだけの勉強は思考力が育たない
また、国語の採点基準は「このキーワードが入っていて、内容的に大きく間違いがなければ〇」のようなものが多く、案外部分点も狙いやすいです。 - 古典
動作主や話し手がだれなのか、指示語が何をさしているかを考えましょう。
古典の最大のポイントは主語の省略です。敬語を頼りに、頭の中でイメージを浮かべながら物語を流れをつかみましょう。
また、古典には教訓やおもしろポイントなどのいわゆる「オチ」があることが多いです。何をいいたい文章なのかを意識しながら読むと、話の展開が予想しやすくなります。
文章の読み方のコツを詳細に言語化した参考書は案外少ないです。
このテキストはそこをちゃんとカバーして、だれでも実践できるポイントを教えてくれます。
年明け~入試本番【志望校レベル】偏差値50~65
公立高校入試過去問題集+予想問題
全国のライバルが手に取れる模試ではなく、お住まいの地域の名前が入ったテキストを!
詳細はこちらにまとめています。
過去問+予想問題は入試攻略の最短ルートです。
自分の志望校にあった質の高い問題を解くことを意識しましょう。
【志望校レベル】偏差値65~最難関
通年用【志望校レベル】偏差値65~最難関
パーフェクトコース参考書 わかるをつくる中学国語
分厚い1冊でトップレベルの知識武装をしよう。
テキストの詳細はこちらをご覧ください。
3年間ずっと使えるインプットのための参考書です。少しでも早い段階から学習に取り入れられるとさらに効果が高まります。
小手先のテクニックではなく、本質的な力を身につけましょう。
高校入試 でる順ターゲット 中学漢字・語句・文法1500
もったいないすきま時間を勉強時間に変えよう。
詳細はこちらに書きました。
毎日20分でいいのですきま時間をこの単語帳に置き換えましょう。この小さな努力は1年で120時間にまで膨れ上がります。
定期的に復習する環境とルールを整えれば暗記力がグッと上がります。
すべての教科に単語帳が必要なわけではありません。
- 英単語
おすすめの参考書はこちら - 社会用語集
おすすめの参考書はこちら - 漢字・文法
この3つで十分です。毎日持ち歩いてボロボロになるまで使い込みましょう。
春休み【志望校レベル】偏差値65~最難関
10日間完成 中1・2の総復習
基礎をぎゅっと詰め込んで夏からの勉強に備えよう。
詳しくはこちらをご覧ください。
短期間で実際の入試過去問に挑戦できる基礎をつけることができます。
2年生までの苦手を残さず3年生の勉強をスタートさせましょう。
夏休み【志望校レベル】偏差値65~最難関
高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集
これだけといわず、ここがスタート。さらなる高みへの第一歩。
詳しくはこちらにまとめています。
全国の公立高校入試の配点データを分析し、トップ校をめざすなら絶対にマスターしておきたい入試標準レベルの問題を集めてくれています。
基礎が身についたらスタサプの受験対策実践Step2までやれば完璧です。
高校入試の最重要問題
ここまでやればすでに入試レベルでも正答率80%も達成可能。
詳細はこちらにまとめています。
中学校3年間で学習する内容を、入試に出る順にして集めてくれています。
トップ校志望であれば夏休み高校入試きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集とセットでいっきに仕上げましょう。
9月~12月【志望校レベル】偏差値65~最難関
高校入試解き方が身につく問題集
トップ層を狙うための解き方を伝授してくれる攻略本。
詳細はこちらにまとめています。
得点率80%以上を狙うためのエッセンスが詰まった1冊です。トップ校攻略には必須のテクニックや考え方が詰まっています。
9月~入試本番【志望校レベル】偏差値65~最難関
平均点+αレベルからもう1段階ステップアップするための最後のカギになる問題がギュッと詰まっています。
最高水準問題集 高校入試 国語
国語は得意だからここでライバルと差をつけたい!
もっと演習して高得点で安定させたい
こういった生徒さんは、正答率90%以上を狙ってここまでチャレンジしてみましょう。
難問だけを集めているのではなく、大問の中で基本問題から応用問題をバランスよく演習できます。
入試本番ではすばやく要点をつかんでドンドン解き進める力が必要になるので、いかにふだんから良質な文章にふれて経験値を貯めておくかが重要です。
だからといって難しい問題ばかり挑戦して、非効率な勉強になってしまうと本末転倒です。
- まずは幅広く基本的な知識を最優先することを忘れない
- 難しすぎる問題を察知できる勘をみがく
こういったイメージでこの参考書に取り組んでください。
む、難しすぎる、、、、
あまりにも分からない問題が多いなと感じたら高校入試解き方が身につく問題集に専念してもらって大丈夫です。
あともう一歩でトップレベルになれそうなのに、、、という生徒さんは、漢字や文法なども含めた基礎~標準レベルの知識を詰めきれていことが原因であることも多いです。
点数だけでなく、その内容や難易度までちゃんと見て、このテキストに挑戦するべきかを考えましょう。
並行してスタサプの受験対策実践Step3までやれば完璧です。
ここまでマスターしたらきっと国語は最強の武器になる得意教科になっています。
年明け~入試本番【志望校レベル】偏差値65~最難関
公立高校入試過去問題集+予想問題
何度解いても高得点で安定しているかをチェックしよう。
詳細はこちらまとめています。
過去問+予想問題は入試攻略の最短ルートです。
志望校のボーダーラインから逆算して、あと何点必要なのか、それをクリアするためにはどの単元を強化するべきか対策を立てましょう。
見つかった苦手は高校入試解き方が身につく問題集に戻って復習をしましょう。
みなさんが受験する入試で過去問と同じ問題がでることはほぼありません。
過去問はあくまでも現状の分析や問題の傾向の把握として活用しましょう。
その他の教科のおすすめ参考書・問題集は?
基本的には国語でおすすめしたシリーズになりますが、教科ごとに追加・変更している部分があります。
詳細はこれらの記事を参考にしてください。
まとめ
参考書は同じようなものがたくさんありすぎるので、志望校レベル別にあえて1つの参考書セットを紹介させてもらいました。
しかし当然、参考書は買って終わりではありません。
それを使って志望校に合格するための1つの手段にすぎず、買った段階ではまだそのポテンシャルは発揮されません。
まずは進路や将来の夢の話をお子さまとしていただて、ご家族みなさんが1つの目標に向かって受験勉強とむきあっていただけたら本望です。
ガチっと志望校や夢が固まったら、これらの参考書たちが強い味方になってくれます。
ぜひ1日でもはやく受験勉強のスタートを切ってください。
志望校合格を通して、たくさんの生徒さんたちが最高の成功体験をしてくれることを陰ながら願っています。