【英単語帳はどれを選ぶ?】速読英単語・ターゲット・シス単を塾長が徹底比較!自分に合う1冊の見つけ方

単語帳って結局どれがいいの?友達はシス単、先輩はターゲット、学校は速単…

買ってはみたけど続かない。自分に合ってない気がする…
先に結論を言います。「最強の単語帳」は存在しません。存在するのは「あなたの覚え方に合う単語帳」だけです。
この記事では、受験英単語帳の三大定番——速読英単語・英単語ターゲット・システム英単語——を「覚え方の思想」から比較します。それぞれの概要はこの記事だけでつかめるようにまとめたので、読み終わる頃には自分の1冊が決まっているはずです。

この記事では、23歳で個人塾を立ち上げ、開校9年目の今では2年先まで空き待ちをしていただいているわたしが、現場のリアルな意見をもとにお伝えします!
3シリーズの違いは「覚え方の思想」|まず全体像
3シリーズとも収録語彙は入試に十分。差は語数ではなく、「単語をどう並べて、どう覚えさせるか」の思想にあります。
| 速読英単語 | ターゲット | システム英単語 | |
|---|---|---|---|
| 覚え方の思想 | 長文の文脈で覚える | でる順×一語一義 | ミニマルフレーズ |
| 1語あたりの負荷 | 大きい(長文を読む) | 最小(速い) | 中(フレーズごと) |
| 副次効果 | 速読・音読・リスニング | スキマ時間の周回効率 | 語法・英作文にも効く |
| レベル展開 | 入門/必修/上級(+熟語・文法) | 1200/1400/1900(+熟語1000) | Basic/本冊(Stage制) |
| 出版社 | Z会 | 旺文社 | 駿台文庫 |
30秒で決める選び方フロー
❶ 単語学習と一緒に長文・音読・リスニングまで鍛えたい
→ 速読英単語
❷ 単語単体の暗記だとすぐ忘れる。かたまりで覚えたい
→ システム英単語
❸ とにかく速く・効率よく回したい。スキマ時間が主戦場
→ ターゲット
※英作文が入試にある人は、番外のLEAP(記事後半)も検討の価値あり
ここから各シリーズの中身を順に見ていきます。フローで決まった人も、自分の1冊の概要だけは確認してから買いに行ってください。
速読英単語|長文の中で覚える「読解と二刀流」
Z会の速単は、「単語は文章の中で出会うほど定着する」という思想で作られたシリーズ。長文を読む→出てきた単語を覚える→音声で音読する、というサイクルで、単語力と速読力・リスニング力を同時に鍛えます。
- レベル展開:入門編(高1〜)/必修編(共テ〜MARCH国公立・本命)/上級編(早慶・難関)+熟語・英文法まで同方式
- 合う人:音読・シャドーイングを軸にしたい人、長文への慣れも同時に欲しい人
- 注意点:長文を読む前提なので、文法・構文ゼロの状態だと負荷が高い
シリーズ全体の選び方と、入門・必修・上級の詳しい比較はこちらにまとめています。


英単語ターゲット|でる順×一語一義の「最速周回」
旺文社のターゲットは、入試データ分析による「でる順」配列と、1単語につき入試で最も問われる意味を1つ覚える「一語一義」が武器。1語あたりの情報量を最小に絞っているから、周回スピードは3シリーズ最速です。無料アプリと音声でスキマ時間との相性も抜群。
- レベル展開:1200(高校基礎)/1400(共テ〜中堅私大)/1900(共テ〜国公立・難関私大)※1400と1900はどちらか1冊
- 合う人:通学時間などスキマ時間で高速周回したい人、シンプルな暗記が苦にならない人
- 注意点:文脈情報が薄いぶん、「単語単体だと忘れやすい」タイプには不向き
1200・1400・1900を「いつ・どれ」やるか、熟語ターゲットの要不要はこちらで詳しく。

システム英単語|ミニマルフレーズの「忘れない記憶」
駿台文庫のシス単は、単語を単体ではなく「follow her advice」のような最小のかたまり(ミニマルフレーズ)で覚える方式。文脈がある分だけ記憶に残りやすく、よく使う語法ごと頭に入るので英作文にも波及します。巻末の多義語コーナーは「知ってる単語の知らない意味」を潰せる名物です。
- レベル展開:Basic(教科書〜共テ・やり直し)/本冊(Stage制で共テ〜難関まで段階到達)
- 合う人:単語単体だとすぐ忘れる人、音読しながら覚えたい人
- 注意点:フレーズ暗記が回りくどく感じる人には、ターゲットの方がテンポが合う
Basicと本冊の使い分け、Stage別の進め方はこちらで詳しく。

【番外】英作文がある人はLEAPも候補に
国公立二次などで英作文がある人は、竹岡広信先生の『必携英単語LEAP』も候補に入れてください。「書ける・話せる」べき発信語彙と「読めればいい」受信語彙を区分した、英作文まで見据えた唯一の設計の単語帳です。

学年×志望校の早見表
| あなたのタイプ | 選択肢 |
|---|---|
| 高1・英語が苦手 | 速単入門編/ターゲット1200/シス単Basic のいずれか |
| 高1〜高2・英語は普通以上 | 速単必修編/ターゲット1900/シス単本冊 のいずれか |
| 受験生・共テ〜中堅私大 | 速単必修編/ターゲット1400/シス単Stage2まで |
| 受験生・MARCH〜国公立 | 速単必修編/ターゲット1900/シス単Stage3まで |
| 受験生・早慶・難関 | 上記を9割 → 速単上級編で上積み |
| 英作文が入試にある | LEAP、またはシス単(フレーズが英作文に効く) |
どれを選んでも守ってほしい3つの鉄則
- 1冊を9割仕上げるまで乗り換えない(単語帳の中身は7割方重複。2冊持ちは最悪手)
- 学校指定の単語帳があるならそれを最優先(小テストという強制復習装置つき)
- 高3夏までに9割が全シリーズ共通の合格ライン

単語帳選びで1週間悩むより、今日100語始めた方が受かります。フローで決めたら、あとは信じて回すだけです。
まとめ
長文と一緒に鍛えるなら速単、最速で回すならターゲット、かたまり記憶ならシス単、英作文まで見据えるならLEAP。
覚え方の思想さえ合っていれば、どれを選んでも語彙は完成します。自分の1冊を決めて、あとは高3夏の9割に向けて回すだけ。詳しい使い方は各記事で待っています。

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